巷で噂のおかしな家族【BTS】

11 ページ11

『ジミンちゃんって天使扱いされてんじゃん？』







「そ、そうね…」






『いやまあ確かに天使だよ？もう笑ったら無くなる糸目とか高い声とか小さい手とか全てが天使だよ？でもってムンムンに色気漂わせてる辺りたまんないっていうかさ。』





「え、えぇ…」






『いやぁ、うちの家男ばっかなのよね。8人子供いて女1人だよ？人数比おかしいよね？てかなんで8人もいるの？親頑張りすぎじゃね？みたいな。まあそこらへんは突っ込んだらかわいそうだからツッコまないけどさ。まあ、逆ハーレムだなんて思われたりもするけど、もう全然そんなんじゃないのね？』





「そうなの？」





『うん。まあさ、男ってまあそんなことばっか考えてるからまあ家に女連れ込んでくるわくるわ。うち親が家にほとんどいないからさ、もう連れ込み放題なのよ。ゴ○ブ○リホイホイみたいな感じで。』





「例えがなんか嫌ね……」





しょうがないじゃん。

だってみんなホイホイ入ってくるんだもん。








『もうさ、妹の私の意思なんて無視なわけよ。でさぁ、最近家に帰ったらジミンちゃんがまた新しい女をソファに押し倒してる時でさあ』







「え、ちょ待って。新しい女ってどういうこと！？ジミンくんってそんな経験豊富なの！？」





『何をおっしゃる。ジミンちゃんは我が家が誇る大ベテランですぞ。』





「なんですって…」




『まあまあ最後まで聞きたまえ少年よ。』




「私は女よ…」



『あ、いやなんか言葉のノリでつい。』









そして、私は何故かまだトイレに閉じ込められたままトイレの外の誰かさんに語り続けた。

12→←10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す