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「ねーえーAーー」
やっぱりおかしい。
今日はやたらテヒョンがくっついてくる。
休み時間、スマホを弄っていると急にテヒョンに肩を組まれた。
『なに、どしたの。』
「名前呼んでみただけ〜笑」
『なにそれ笑笑 はやく手離してよ、重い笑』
私の両肩に手をおいてスマホを覗き込んでくるテヒョンに苦情を言うと、今度は背後から抱きしめられた。
………周りからの視線を物凄く感じる。
『ちょっと。』
「なに〜?」
『なんでテヒョンは私を抱きしめてるわけ。』
そう聞くと、ふふ、と笑う声が耳のすぐ後ろで聞こえてくすぐったくなった。
「抱き締めちゃダメ?」
なんでそんな低い声で耳元に囁くわけ。
さっきまでそんな話し方してなかったくせに。
このままだとおかしくなりそうだったから無理やりテヒョンの腕から脱出した。
「ん、残念。笑」
『なにが残念よ…
あのね?私はテヒョンの彼女じゃないし、テヒョンは私の彼氏じゃない。今の私にはユンギがいるし、テヒョンにはサラちゃんがいるでしょ。』
私の言葉に、テヒョンは少し笑った。
笑うと言っても、口角はあがってるものの目はまったく笑っていなくて。
なぜか、背筋がぞくりとした。
「ユンギ、ねえ…
まあいいや。
ねえ、A。」
『なに?』
「俺、本気だから。覚悟しててね?」
テヒョンはそう言って不敵に笑った後、「購買にいちごミルク買いに行かなきゃ〜!」だなんて叫んで走っていった。
『…なにあれ。』
意味わかんない。
テヒョンも、
私のうるさい心臓も。
みんな意味わかんないよ。
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さらんらん(プロフ) - カフェ猫さん» そう言っていただいて感謝感激でございます(泣) ありがとうございます!!ぼちぼちとですが、更新頑張っていきます! (2019年10月20日 11時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 更新してくれてめちゃくちゃ嬉しいです!このお話本当に大好きなので!続き楽しみにしてます!!! (2019年10月20日 11時) (レス) id: baaac411fe (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - みぃちゃんさん» コメントありがとうございます!!長らく更新できていませんでしたが、これから頑張りますっ! (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - やったぁ!!嬉しいです^^楽しみにしてます。 (2019年10月7日 21時) (レス) id: fe7848c8c2 (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - ユンさん» 大変長らく更新できず申し訳ありませんでした(泣) これからはまたぼちぼちと再開していきますので、暖かく見守っていただければ幸いです (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅあしゅあ | 作成日時:2019年5月11日 19時