検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:216,377 hit

87 ページ45

(YGside)


「これでアヨンの話は終わりだ。」






一通り話し終えてテヒョンを見ると、テヒョンは少し困ったような表情をしていた。





はっ、テヒョンのくせに気遣ってるのか笑





「別に気遣わなくていーから。」






「うん…

アヨンさんは、なんでいなくなったんだろうね。」





テヒョンは俺の言葉に頷いた後、ぽつりと呟いた。







そんなの、





「俺が知りたいよ…」






「…だよね。」






少し俯くテヒョン。





ったく、ムカつくくらい綺麗な顔してんな。







「ヒョン…


俺、覚悟決めたよ。」






そう顔を上げたテヒョンは、清々しそうに笑っていた。





「もしAがユンギヒョンを選ぶなら、俺はAとユンギヒョンを心の底から応援する。


でも…


もし、Aが俺を選んでくれたら、俺はAを絶対に幸せにする。」








爽やかに笑うテヒョンが、眩しかった。






「…俺も、手放す気はねぇけどな。」







「わかってる。

まあ、頑張るから笑」






そう言ったあと、テヒョンは俺に近づいて肩を組んできた。





「ユンギオッパぁ、なんか奢ってぇ」





「きもい。」




「腹減ったもぉおん!」







「なんで俺が奢るんだよ。」





「ヒョン年上じゃん?金持ちじゃん?」





「お前が俺に奢れよ。」





「えぇぇえ〜!」





「たまにはお前が奢れよ。」






「もぉ、しょうが無いなぁ〜
特別に俺がヒョンに奢ってあげる!」







も〜仕方ないんだからぁ〜と俺の頭を撫でてくるテヒョンはやっぱり四次元な5歳児で、




でも、







「ヒョン、俺本気でAを奪いに行くから。

…覚悟してて?」






不意に不敵に笑うこいつは、やっぱり強敵だ。







…負けてらんねえ。




そう思いながら、財布の中身を見ながら「お金あるかな…」なんて不安そうに呟くテヒョンの後を追った。

お知らせ→←86



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (168 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
667人がお気に入り
設定タグ:BTS , v , テテ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さらんらん(プロフ) - カフェ猫さん» そう言っていただいて感謝感激でございます(泣) ありがとうございます!!ぼちぼちとですが、更新頑張っていきます! (2019年10月20日 11時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 更新してくれてめちゃくちゃ嬉しいです!このお話本当に大好きなので!続き楽しみにしてます!!! (2019年10月20日 11時) (レス) id: baaac411fe (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - みぃちゃんさん» コメントありがとうございます!!長らく更新できていませんでしたが、これから頑張りますっ! (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - やったぁ!!嬉しいです^^楽しみにしてます。 (2019年10月7日 21時) (レス) id: fe7848c8c2 (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - ユンさん» 大変長らく更新できず申し訳ありませんでした(泣) これからはまたぼちぼちと再開していきますので、暖かく見守っていただければ幸いです (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しゅあしゅあ | 作成日時:2019年5月11日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。