甘過ぎる2人ー5 ページ38
『……』
「……」
どうしよう。
気まずい。
物凄く気まずすぎる。
私は今、隣で歩いているテヒョンくんと共に自宅へ帰っている真っ最中。
まさか、今日から二人暮らしだなんて…
「母さん、今日からソジュンさんと一緒に住みたいから!テヒョンくんも早速明日から大学通いやすいほうがいいでしょ!じゃ、A、荷物はまた取りに行くから〜」
食事が終わるとすぐにそんなふざけた事を行って、さっさとソジュンさんと腕を組んでいなくなった母さん。
いやいやいや。
今日から?いきなりすぎじゃない?
私とテヒョンくん初対面だよ?
愛さえあればなんでも許されると思ってはないだろうか、あの母さん。
…まあ、二人が幸せそうでなによりですよ。
そんなこんなで気まずいまま私の住むマンションの前に着いた。
『ここ。いきなりだからあんまり片付いてないけど……』
そのまま部屋にテヒョンくんを招き入れる。
…男をこの家に上げたのは初めてだ。
今まで母さんと二人暮らしだったから、彼氏を家に上げる訳にもいかなくて、彼の家に行ってたから。
初めて上げる男がこんなイケメンだったらこの家もさぞかし喜ぶだろう…
あ、そういやテヒョンくんの着換えも歯ブラシも何もないけど大丈夫かな。
『あ、さすがに今日は何も用意できてないけど、明日必要最低限のもの買う?』
「あー…はい。お願いします。
…あの、Aさん。」
『ん?』
「今彼氏さんいますか?
もしよかったら、彼氏さんの服とか借りたいんですけど…」
今はぴしっとしたスーツを着こなしているテヒョンくん。
まあ、確かにこの格好のままじゃしんどいよね…
『あー、今はいない。笑笑
男物の服がないんだけど、何なら今から買いに行く?』
夜遅くだけどどっか空いてる店ないかな…
スマホを出して調べようとすると、
『ちょ、テヒョンくん!?』
なぜかテヒョンくんがスーツを脱いでいる最中だった。
『何してるの?』
「脱いでます。」
『いやそれは分かるけども…』
「この時間にわざわざ外に買いに行くのも面倒でしょう?
…てかAヌナ、顔真っ赤だね?」
いきなりのタメ口にヌナ呼び。
最近の子は侮れない。
『わっ、』
気づけばソファに押し倒されていた。
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さらんらん(プロフ) - カフェ猫さん» そう言っていただいて感謝感激でございます(泣) ありがとうございます!!ぼちぼちとですが、更新頑張っていきます! (2019年10月20日 11時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 更新してくれてめちゃくちゃ嬉しいです!このお話本当に大好きなので!続き楽しみにしてます!!! (2019年10月20日 11時) (レス) id: baaac411fe (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - みぃちゃんさん» コメントありがとうございます!!長らく更新できていませんでしたが、これから頑張りますっ! (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - やったぁ!!嬉しいです^^楽しみにしてます。 (2019年10月7日 21時) (レス) id: fe7848c8c2 (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - ユンさん» 大変長らく更新できず申し訳ありませんでした(泣) これからはまたぼちぼちと再開していきますので、暖かく見守っていただければ幸いです (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅあしゅあ | 作成日時:2019年5月11日 19時