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学校に着く。
『じゃあまた部活で。』
靴箱でユンギ先輩に別れを告げると、ユンギ先輩に手を掴まれた。
『…先輩？』
「なんかあったらすぐ言えよ。行くから。」
ユンギ先輩が少し心配そうに私を見る。
『…大丈夫です。ありがとうございます。』
ユンギ先輩を安心させるために笑いかけて、そのままそっと私の手を掴んでいるユンギ先輩の手を離した。
そのままユンギ先輩に背を向け、教室へと向かった。
ガラリ、とドアを開けて教室に入る。
みんなが私を見る。
ひそひそと何かを話す。
私の席の隣には既にテヒョンが座っていた。
その周りには、大勢のクラスメイト。
私がテヒョンと出会う前、毎日見ていた光景。
テヒョンはにこにこと笑いながらクラスメイト達と楽しそうに話している。
私が席に着いても、テヒョンと一切言葉は交わさない。
みんなのひそひそ声がより一層大きくなる。
毎日一緒に登下校してた二人が別々に来て、しかもお互い全く話さない。
私と絡むようになってから、みんなを遠ざけていたはずのテヒョンが、前と同じようにみんなに愛想を振りまいている。
確かに、周りからしたら何が起きたのか気になるんでしょうね。
「あの、テヒョンくん。Aさん来たよ…？」
空気が読めないのか、わざとなのか。
分からないけど、テヒョンを取り巻いていたうちの一人の女がテヒョンにそう言った。
…どうするつもり、テヒョン。
恐る恐るテヒョンを見ると、思い切り目があった。
「おはよう、A。」
そうにっこりと笑いかけられた。
周りのクラスメイト達は少しほっとしたように見えた。
"あぁ、あの二人は少し喧嘩したくらいなんだ"そう思ったんだろう。
でも私は分かる。
私に笑いかけたテヒョンの目が、笑っていなかったことを。
もう、私達は終わったんだね、テヒョン。
あなたと過ごした日々は、全部嘘だった。
やっぱり、人なんて信じるべきじゃない。
友達なんて、作らないべきだったんだ。
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さらんらん(プロフ) - カフェ猫さん» そう言っていただいて感謝感激でございます（泣） ありがとうございます！！ぼちぼちとですが、更新頑張っていきます！ (2019年10月20日 11時) (
レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 更新してくれてめちゃくちゃ嬉しいです！このお話本当に大好きなので!続き楽しみにしてます！！！ (2019年10月20日 11時) (レス) id: baaac411fe (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - みぃちゃんさん» コメントありがとうございます！！長らく更新できていませんでしたが、これから頑張りますっ！ (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - やったぁ！！嬉しいです^^楽しみにしてます。 (2019年10月7日 21時) (レス) id: fe7848c8c2 (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - ユンさん» 大変長らく更新できず申し訳ありませんでした(泣) これからはまたぼちぼちと再開していきますので、暖かく見守っていただければ幸いです (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅあしゅあ | 作成日時：2019年5月11日 19時
