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また本編に戻ります…!!
作者が全然更新しないせいで、話の流れがあやふやな方もいらっしゃると思います…また少し戻って確認していただければ幸いですm(_ _)m
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(YGside )









アヨンは少し戸惑ったようだった。




俺が指をさしたのは、




指輪だった。








お祭りの屋台で売っている指輪だから、当然安物だし、おもちゃみたいな指輪だ。







真っ赤な石のついた指輪。





おもちゃだけれど、綺麗だと思った。









「…わかった。あの、これ1つください。」






アヨンが屋台の人に話しかけた。



アヨンは日本語も少し話せたから、屋台の人にも日本語で話しかけていて、俺はアヨンが何を言っているか正確にはわからなかった。






でも、アヨンが人差し指を立てて屋台の人に見せたのを見て、急いで間に割り込んだ。






「ユンギ?」






「……」




びっくりしたようなアヨンと屋台の人の間に立って、ピースサインをした。






屋台の人は「あぁ。」と言って指輪を2個こちらに渡してきた。









戸惑いながらもアヨンがお金を払っている間に、俺はその場から少し離れた。









「ユンギ。」




アヨンが俺に追いついて俺の名前を呼んだ。





俺は指輪の1つを右手の薬指にはめて、もう1つをアヨンに渡した。






「お前の。」







「お前のって…」





「俺と同じ指輪。」








小学生のガキが、何マセたことやってんだ。



自分でもそう呆れた。



なんだかそれ以上アヨンの顔を見るのが耐えられなくなって、そのままアヨンに指輪を押し付けた後、彼女から逃げるように急ぎ足で歩いた。







背後からクスクスと笑い声がした。






「ユンギ。」




名前を呼ばれて仕方なく振り返った。





「ありがとう。」






振り返ると、アヨンもおもちゃの指輪を右手の薬指につけていた。









アヨンの真っ白で華奢な手に、赤い石は綺麗に映えていた。

84→←甘過ぎる2人ー7



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さらんらん(プロフ) - カフェ猫さん» そう言っていただいて感謝感激でございます(泣) ありがとうございます!!ぼちぼちとですが、更新頑張っていきます! (2019年10月20日 11時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 更新してくれてめちゃくちゃ嬉しいです!このお話本当に大好きなので!続き楽しみにしてます!!! (2019年10月20日 11時) (レス) id: baaac411fe (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - みぃちゃんさん» コメントありがとうございます!!長らく更新できていませんでしたが、これから頑張りますっ! (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - やったぁ!!嬉しいです^^楽しみにしてます。 (2019年10月7日 21時) (レス) id: fe7848c8c2 (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - ユンさん» 大変長らく更新できず申し訳ありませんでした(泣) これからはまたぼちぼちと再開していきますので、暖かく見守っていただければ幸いです (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅあしゅあ | 作成日時:2019年5月11日 19時

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