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猫とじゃれてた?ユンギ先輩と会った翌日の昼休み。
「ねーA。」
『ん?』
スマホを弄りながらテヒョンに生返事をする。
「今日、ユンギ先輩んち行かない?」
『ぐぇぇっ』
「反応アヒルじゃん。」
テヒョンの悪口なんて耳に入らないくらい、私は昼休みの間一人で浮かれまくっていた。
『ねーなんかさぁ、あんたのせいで、周りの私に対するイメージ崩れていってると思うのよね。凄いスピードで。』
「周りの評価なんて気にしないとか格好いいこと言ってたの誰だよ。」
『やっぱ気になるじゃんかぁ。どうしよ、私、明日からあだ名アヒルになってたりしたら…』
「事実アヒルじゃんか。」
『なんだとこの野郎。』
テヒョンとギャーギャー騒いでいる間も、私のニヤケは止まらない。
「ねえ、ニヤケながら暴言吐かれるの気持ち悪いんだけど。」
『いやだって今ユンギ先輩の家に向かってると思うと…もう、たまんないじゃん?』
学校が終わって、私達はユンギ先輩の家に向かっている。
なんでユンギ先輩の家に私がお呼ばれしたかというと、なんでもテヒョンはちょくちょくユンギ先輩の家にお邪魔しているらしく(羨ましすぎるぞ)、「今日もユンギ先輩の家に遊びに行っていいですか」と朝練中テヒョンがユンギ先輩に聞いたら「今日はついでにAも連れてこいよ」とまあ神のようなことをおっしゃったらしく私は今ユンギ先輩のお家に向かっている訳である。いや幸せすぎか。
「幸せそうだね…」
私を見て呆れたように言うテヒョンを軽く睨んでやる。
『幸せだなんてそんな軽いもんじゃないよもうこれは一大事どうしようお母さん私とうとうユンギ先輩のお家に行っちゃうよきゃー!嫁入り前の娘を家に呼ぶってつまり…』
「妄想中申し訳ないけど、俺もいますからねー?」
『チッ…邪魔だなキム・テヒョン。』
舌打ちする私に、はぁ、と溜息をつくテヒョン。
溜息つきたいのはこっちだバーカ ←
『私がせっかくユンギ先輩と二人きりになれる貴重な機会なのに』
「じゃあ、俺行くのやめてAだけユンギ先輩の家行く?」
『え、やめて心臓持たない。密室空間でユンギ先輩と二人きりとか心臓もたない。テヒョンがいなきゃ無理。』
「はいはい。」
そう言うテヒョンがどこか嬉しそうだったのは、きっと私の気のせいだ。
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??(プロフ) - 通りすがりのサイダーさん» ありがとうございますっ!(泣) 今は険悪な二人ですが、温かく見守っていただければ有難いです! (2019年5月12日 10時) (レス) id: c727d62f3e (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのサイダー(プロフ) - 泣いた、… (2019年5月12日 0時) (レス) id: c4bbf5d173 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - みかちょこさん» 私はオルペンですかね!! みんなかっこよすぎて決められないんです…贅沢ですよね笑 私もみかちょこ様とお話するの楽しいですっ(*´∀`) (2019年5月2日 18時) (レス) id: c727d62f3e (このIDを非表示/違反報告)
みかちょこ - ??さんの話すの楽しくて好きです!(*^。^*)??さんはBTS誰ペンですか? (2019年5月2日 16時) (レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - みかちょこさん» それは…!(笑) みかちょこ様とお話してると妄想が止まらなくて楽しいです…!笑笑 (2019年5月2日 16時) (レス) id: c727d62f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅあしゅあ | 作成日時:2019年4月25日 20時