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その人は私達と同じ制服を着ていた。
少し着崩した制服に、決していいとは言えない目つき。
「…ミン・ユンギじゃん。」
私をいじめていた子のうちの誰かが呟く。
ミン・ユンギ。
中学の時もバスケ部のキャプテンだった彼は中学時代も有名人だった。
ただ、彼に纏わる噂は良いものばかりではなかった。
ある人曰く、ヤンキーとつるんでる…なんて噂も当時のユンギ先輩にはあった。
それは有名な噂だったから私をいじめていた子達も知っていて、ユンギ先輩を見た瞬間軽く舌打ちだけしてその場から逃げていった。
私は散々殴られたり蹴られたりしたせいで体中が痛くてその場から少しも動けなかった。
ユンギ先輩を見上げた。
彼は機嫌が悪そうに、眉をひそめて私を見ていた。
『あ…』
何か言わなきゃと口を開いた瞬間、パサリ、とユンギ先輩のパーカーが体にかけられた。
「着とけ。」
そうぶっきらぼうに言われて、ポカンとしてしまった。
「…ったく、陰湿なことする奴らだな。」
傷だらけの私を見て、軽く舌打ちをしたユンギ先輩は、私に背中を向けてしゃがんだ。
『え…？』
「乗れ。」
『え、』
「背中。早く乗れよ。」
そうどこか苛ついた言うユンギ先輩が少し怖くて、とりあえず頷いたあと、恐る恐るユンギ先輩の背中に乗った。
「よいしょ。…ん、おも。」
『えっ！？』
重いと言われて思わず素っ頓狂な声を上げてしまった私を振り返って、ユンギ先輩は可笑しそうに笑った。
おぶってもらっているから、こちらを振り向いたユンギ先輩と鼻が当たりそうなくらい顔が近くなった。
思わず顔が真っ赤になる。
そんな私を見てユンギ先輩は更に面白そうに笑った。
「重い。」
『へっ！な、す、すみません…』
顔を真っ赤にして笑う私を見て、ユンギ先輩はとうとう声をあげて笑った。
『なにがおかしいんですか…』
「顔が綺麗なだけのつまらない女だと思ったけどそうでもないんだなって。あと、重いってのは冗談だから、安心しろ。笑 しっかり背中つかまっとけよ。」
そう言うユンギ先輩に呆気にとられた私は何も言えなくて。
ただ、ユンギ先輩の背中につかまることしかてきなかった。
この時1つだけ分かったことは、ユンギ先輩がとても優しい人だということだった。
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??(プロフ) - 通りすがりのサイダーさん» ありがとうございますっ！（泣） 今は険悪な二人ですが、温かく見守っていただければ有難いです！ (2019年5月12日 10時) (
レス) id: c727d62f3e (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのサイダー(プロフ) - 泣いた、… (2019年5月12日 0時) (レス) id: c4bbf5d173 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - みかちょこさん» 私はオルペンですかね！！ みんなかっこよすぎて決められないんです…贅沢ですよね笑 私もみかちょこ様とお話するの楽しいですっ(*´∀｀) (2019年5月2日 18時) (レス) id: c727d62f3e (このIDを非表示/違反報告)
みかちょこ - ？？さんの話すの楽しくて好きです！(*^。^*)？？さんはBTS誰ペンですか？ (2019年5月2日 16時) (レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - みかちょこさん» それは…！（笑） みかちょこ様とお話してると妄想が止まらなくて楽しいです…！笑笑 (2019年5月2日 16時) (レス) id: c727d62f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅあしゅあ | 作成日時：2019年4月25日 20時
