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どれくらい時間が経ったんだろう。








気づけば辺りは暗くなっていた。









明るい茶髪が目に入る。





テヒョン…?





「ねえ君、一人で何してんの?」






違った。





私の目の前には、明るい茶髪のチャラそうな男がいた。






「君、めちゃくちゃ美人だね!ねぇ、よかったら今から遊ばない?」





『…何して遊ぶの。』




「え、それ聞いちゃう?笑」





『……いいよ。』



「え?」



『いいよ。どこ行く?』





どうせホテルとかなんだろうけど。



私が誘いに乗ると思っていなかったのか、少し驚いたような男。



でも、すぐにニヤリと笑った。



「ノリいいねぇ、君。」





もうどうでもいいの。




私なんか、どうとでもなればいい。




男に腕を引かれた。




そのままついていこうとした、その瞬間。




「おい。それ俺の女だから。汚え手離せ。」





そんな声と共に、私の腕から男の手が離された。





『……ユンギ先輩。』




ユンギ先輩は何も言わず、ただ私の腕を引っ張ってその場から離れた。









「何しようとしてた。」



『別に。』



「……何しようとしてたって聞いてる。」



『声をかけられたから答えただけです。』






「ふざけるなっっ!!」




ユンギ先輩が怒鳴る。




「お前も、テヒョンも…いい加減にしろ。もっと自分を大切にしろよ。」



『……でもっ、』




反論しようと口を開きかけた私を、ユンギ先輩はきつく抱きしめた。





ようやく止まったはずの涙が、また溢れてくる。




『先輩。』



「なんだよ。」



『先輩、先輩、先輩……』



「ここにいるから。」




更に私をきつく抱きしめてくれたユンギ先輩の胸に顔をうずめて、ひたすら泣きじゃくった。

作者でございます。→←48



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??(プロフ) - 通りすがりのサイダーさん» ありがとうございますっ!(泣) 今は険悪な二人ですが、温かく見守っていただければ有難いです! (2019年5月12日 10時) (レス) id: c727d62f3e (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりのサイダー(プロフ) - 泣いた、… (2019年5月12日 0時) (レス) id: c4bbf5d173 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - みかちょこさん» 私はオルペンですかね!! みんなかっこよすぎて決められないんです…贅沢ですよね笑 私もみかちょこ様とお話するの楽しいですっ(*´∀`) (2019年5月2日 18時) (レス) id: c727d62f3e (このIDを非表示/違反報告)
みかちょこ - ??さんの話すの楽しくて好きです!(*^。^*)??さんはBTS誰ペンですか? (2019年5月2日 16時) (レス) id: a62675aae7 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - みかちょこさん» それは…!(笑) みかちょこ様とお話してると妄想が止まらなくて楽しいです…!笑笑 (2019年5月2日 16時) (レス) id: c727d62f3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅあしゅあ | 作成日時:2019年4月25日 20時

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