弐拾捌ノ物語 ページ29
鎹鴉「カァーッ！！死亡！死亡！天柱、朝比奈A、上弦ノ弐ト格闘ノ末死亡ー！」
鎹鴉によってAの訃報は
直ぐに各地に居る柱へと知らされた。
しのぶ「……え。」
蟲柱、胡蝶しのぶは
蝶屋敷で薬の調合をしている際の報告だった。
手に取った瓶をそのまま落としてしまい、
床に硝子の破片が散りばめられた。
煉獄「…………。」
炎柱、煉獄杏寿郎は
鍛錬をしている際の報告だった。
愛する人の訃報に何も言葉が出て来ず、
握っていた刀をその場に落とした。
蜜璃「嘘…、Aさんが…？」
伊黒「…信じない、俺は信じない。」
恋柱、甘露寺蜜璃と
蛇柱、伊黒小芭内は
二人で甘味処に居る際の報告だった。
大量に頼んでいた桜餅は喉を通らなくなり、
お互いに暗い空気が流れた。
宇髄「上弦の弐…。Aでも勝てなかったのか。」
音柱、宇髄天元は
任務を終えた際の報告だった。
仲間を失った悔しさと悲しさに、
近くの大木を殴り倒した。
無一郎「Aさんが？」
霞柱、時透無一郎は
任務先へ向かう際の報告だった。
彼女のことは忘れずに覚えていた彼は、
聞かされた訃報に思わず足を止めた。
義勇「…また、守れなかった。」
水柱、冨岡義勇は
自分の屋敷に居る際の報告だった。
頬を伝う涙に気付かない振りをして
任務に向かうため屋敷を後にした。
実弥「仇は、俺がとる。」
風柱、不死川実弥は
任務で鬼を狩っている際の報告だった。
行き場のない怒りと悲しみを
ぶつけるように、鬼を滅殺した。
悲鳴嶼「…南無阿弥陀仏。」
岩柱、悲鳴嶼行冥は
後輩に稽古をつけている際の報告だった。
途中だった稽古を止めて、彼女の死を悲しんだ。
お館様「…そうかい。Aは何百人もの客と炭治郎達を守ったんだね。流石だ。Aはこれまでも沢山頑張ってきたから、そろそろ休んでも良い頃だと思っていた。少し寂しいけれど、私も直ぐに其方へ向かうだろう。それまではお別れだね。」
お館様もとい、産屋敷耀哉は
子供達に支えられながら鬼殺隊隊士の墓を
訪れていた際の報告だった。
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Shiona(プロフ) - CAORUさん» ありがとうございます。鬼滅の作品もまた作ろうと考えておりますので、読んで頂けたらと思います。 (2021年7月22日 12時) (
レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
CAORU(プロフ) - 読んでいて泣きそうになりました... Shionaさんの他の作品も読んでみようと思います。 (2021年7月21日 8時) (レス) id: 12d0b0ce05 (このIDを非表示/違反報告)
Shiona(プロフ) - ユリさん» そう言って頂きありがとうございます。もうすぐ終わるので、最後まで見届けてくれたら嬉しいです。 (2021年7月4日 1時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - 続きが気になって待ち遠しいです。更新頑張ってください (2021年7月1日 18時) (レス) id: ba2a71100d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiona
| 作成日時：2021年5月10日 16時
