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危ないのもサクサク ページ10

「桜哉、これでいいかな」

「うん!美味しそう!」


にこっ、と笑う桜哉。

私は桜哉と一緒に晩御飯の買い物に来ていた。今日の晩御飯はスーパーのお総菜コーナーのコロッケ。

ちなみに桜哉は私のパーカーの胸ポケットの中にいる。あいにく、まな板なので(どこかとは言わない)桜哉は違和感を感じていないらしい。嬉しいのか悲しいのか複雑な心境だ。


「ねぇ花!」

「ん?」

「アイスコーナーいこう!」



ずっきゅん。

満面の笑みいただきました。


「うん、いこっか」

「やったぁー!」


ずっきゅんばっきゅん。

満面の笑み+周りに花を飛ばす+押さえきれていない笑みを両手で幸せそうに隠すという癒しフルコンボをいただきました。


あ、ヤバイ。写メをとりたい。

だが、ここは公共の場。おかしな目で見られてもいいのか自分。


自分の中の葛藤と必死に戦う。

さっきのフルコンボを受けた時点でアイスコーナーにいかないと言うルートは私の中から消え去り、目の前には桜哉と共にアイスコーナーにいくという選択肢しか残らなかった。

しょうがないじゃない。人間だもの。



何て思いながらアイスコーナーへいった。

アイスコーナーには平日と言うこともあってか私と桜哉を除けばそこにいるのは焦げ茶の髪の毛をポニーテールに結んで黒いパーカーを羽織ったかわいい女の子しかいなかった。


「はい、ついたよ」

「はじっこから見よっ!!」


桜哉はじたばたしながら身を乗り出した。


「あ、そんなことしたら落ちるよ」

「だいじょーぶだって!ほら!」


ピース、として私を見てくる桜哉。

と、次の瞬間。


「おわっ!?」

「桜哉っ!!」


私の胸ポケットから落ちる桜哉。

突然のこと過ぎて反応が鈍ってしまった。


不味い、このままだと地面に激突する!


そう思い、手を伸ばす。

だけど、私より先に地面につきそうだ。


桜哉ッ!と心の中で叫ぶ。

……次の瞬間、目を疑った。


「おっ、と……大丈夫?」


女の子が桜哉を受け止めてくれていた。


「さっ、桜哉…」

「ご、ごめん…うわあっ!!」


桜哉はあまりにも怖かったのか女の子の手を降りて私の足元にすり寄ってきた。

恐怖心のあまり、泣き出している。


普段なら発狂しそうな私も、今回ばかりは半分泣いてしまった。

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ちー - 桜哉大好きさん» そういってもらえて嬉しいです!それと、すみませーん!憂鬱セットは売り切れてしまいました〜。 (2017年6月21日 7時) (レス) id: a2a8195863 (このIDを非表示/違反報告)
桜哉大好き - (^p^)オウフ桜哉が可愛すぎる!ヤバイ何この可愛すぎる生き物…凄く愛でたい…!そして定員さーん!サクサク桜哉の憂鬱セット一つお願いしま〜す! (2017年6月21日 2時) (レス) id: 569517fa98 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - リラリアさん» そういってもらえて嬉しいです(*´-`)リクエスト、ありがとうございました! (2017年6月18日 13時) (レス) id: a2a8195863 (このIDを非表示/違反報告)
リラリア(プロフ) - ちーさん» 桜哉クソかわ やばい すっごく良かったです。 ありがとうございます!! (2017年6月18日 12時) (レス) id: 76dfce98dd (このIDを非表示/違反報告)
ちー - ザクロさん» 何それ俺得じゃないですか(真顔)私なんかができるかわかりませんが、やりたいです! (2017年6月18日 12時) (レス) id: a2a8195863 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちー | 作成日時:2017年3月31日 10時

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