桜哉が居候してるんですけど…どうして？

2サクサク ページ2

「はぁぁぁ……かなりの出費になったな…」


サクサクサクラだけを買うつもりだったため財布にあまりお金を入れていなかったから財布が痩せてしまった。ダイエットしたい訳じゃないんだ。むしろ太ってくれよ財布。



「ごめん……」

「ああ、桜哉のせいじゃないから、気にしないで」

そうだ。ミニ桜哉のせいじゃない。全責任をあの店員さんに(心の中で)押し付けてしまおう。


ちなみにマックから出た私はミニ桜哉を肩に乗っけながら歩いています。

「ありがとう……！」




可 愛 い 。

確信した。

ミニ桜哉は通常の桜哉よりデレが多い。

くっそ可愛い……!!!!!!!



「あ、お姉さん、お名前は？」

「言ってなかったっけ。花って言います」

「そっか！ 花って言うんだ！」

花、花、と繰り返し言ううちの桜哉はマジで天使。



「俺は桜哉！ 綿貫桜哉！」

笑顔が可愛いっ!!

「……？ 花？ 鼻の上の方押さえてどうした？」

「えっ、ああ！ 大丈夫！」

ばっ、と押さえていた手を離す。

するとミニ桜哉は自身の頬を膨らませて。



「……俺に嘘つくんだ？」

…………動作がいちいち可愛いな！

手を腰に当ててほっぺた膨らますとかどこの女子高生だよ！てか最近の女子高生はしないよ！


でも桜哉に嘘をついて嫌われるのは嫌なので。


「……桜哉が可愛いからだよ？」

桜哉のほっぺをツンツンしながら言った。

「かっ！ かっ、かかかか可愛くない！」

桜哉よ。顔を真っ赤にしながらいっても説得力ないぞ。



……うちの桜哉は天使です。

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