3、おもしれぇ ページ3
「魔法かーすげぇなァ〜」
「なァ！お前！！俺の仲間になれよ！！！」
「ハァ？」
「お前はまた…っ」
ハァと剣士の彼がため息を吐く
「こいつおもしれぇから仲間にすることにしたんだ！！」
『仲間って、キミたち冒険家か何かか？』
「いいえ？こいつら海賊よ」
『海賊！成程、海賊は久しく見てないな
こいつらって言うと君は違うのかな？』
「ええ、今は利害が一致してるから手を組んでるだけよ。ホントは海賊何て大っ嫌いだけど」
『そうだったのか
仲間、か……まぁすぐには戻れなさそうだし構わないよ。遅くなったが自己紹介を
私はA、ファミリーネームはない。是非気軽に呼んでくれ』
ルフィ、ゾロ、ウソップ。と名を教えてくれた。利益のために一時的に手を組んでると言った彼女はナミというらしい
この船はメリーという名前を持っていることも知れた
それから私はナミちゃんにこの世界のことを、まぁざっくりと話してもらった
私の世界でいう評議員みたいな連中もいるのだとか。こちらでは海軍というらしい
海賊達を捕えるための軍隊、とでも思えばいいのだろうか
それからルフィのような海賊は珍しいと彼女の口から聞いた。全て、とは言わないけどその殆どが略奪や殺しを、簡単に言えば一般人を危険に晒すような連中ばかりなのだと話してくれた
ナミちゃんの目には誰かを恨んでいるような、そんな色を感じた
するとドーンッと大きな音がしてナミちゃんは見て来ると焦りつつ部屋から出て行った
『ワンピース、海賊時代、海軍、その裏の世界政府、それから＿＿＿
海賊王、ゴール･Ｄ･ロジャー。ん？ルフィにもついてたよな？
けど、この書物の一文にはゴールドと書いてるのにナミちゃんやルフィはＤと言った
Ｄを隠そうとしている＿？何のためだ………
情報が少なすぎるな。ﾌｯ 面白れぇ、私はレビィと一緒で歴史探求が好きな性分でね
いつか暴いてやろうじゃねーの 燃えてきたぜ』
外が騒がしくなったので私も外に出ると男が一人倒れて、もう一人の男は「相棒ー！」と口にし大慌てだ
なにごとだ？
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