雪男の七星 SECOND【紅一点】 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:95,875 hit

HIKARU ページ6

☆

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ひーくんへ

突然だけど、
私たちが初めて出会った日のこと覚えていますか？

ひーくんは、私のことを遠巻きに見てばかりいる他のジュニアと違って「ダンスは初めて？」と正面から話しかけてくれたんだ。

『はい』と答えた私にひーくんは、今と変わらない笑顔で「お前、センスあると思うからすぐ上手くなれると思うよ。俺でよければなんでも聞いて？」って言ってくれたよね。

私はその時のことを今でも嬉しい記憶として鮮明に覚えています。

それから、入所したばっかりで何も分からない
しかも前代未聞の女である私を、
とまどいながらも沢山お世話してくれたよね。

それは同じグループになってからどんどん悪化して。

今は私の本当のパパよりも口うるさいパパになったひーくん。

今でも、たまに反抗しちゃうけど、してくれることは全部私のためだって分かってるよ。

いつも心配と迷惑かけてばっかりでごめん。

これからも不束者の娘ですが、よろしくお願いします。

ひかる、大好きだよ。

これからもずっと一緒に前を向いて歩んでいこう？

七星より

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー