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☆
なんで北斗が泣いてんのよ！
叩かれた私の方が泣きたいよ！
「そんなの俺たちだって同じだ！」
『……北斗は全然分かってないよ！私がどれだけジャニーさんに支えられていたか！』
「たしかにそうかもな。いくら双子でも俺はお前じゃねーからわかんねーよ。でも自分だけが不幸みたいな顔すんな！みんな辛いけど、受け入れて頑張ってんだよ！」
『分かってる…だけど無理なの…』
スノストのみんなは、初めて見る私たちの本気の兄妹喧嘩に困惑しているみたいだ。
それでも北斗は止まらない。
「へー。じゃあ、お前はそれだけ支えてくれたジャニーさんの教えを破るんだな？Show must go onの精神を守れないお前にデビューする資格なんてねーよ」
『……そうかもね』
「あっそ。じゃあ、お前は一生ここでめそめそ泣いてろ。俺達はお前と違って前に進むよ」
『っ……』
深澤「ちょっと北斗言い過ぎ。落ち着いて」
阿部「七星、とりあえずほっぺた冷やそう？」
『大丈夫だから。触らないで…』
宮舘「大丈夫じゃないでしょ。赤くなってる」
ラウ「七星ちゃん、勝手に冷蔵庫あけちゃってごめんね。保冷剤持ってきたから冷やそ？」
深澤「……七星。ジャニーさんのことは俺たちだってすごく寂しいし、悲しいよ。でも、だからこそ七星を含めたメンバー10人でのデビューを大事にしたいと思った。七星は違うの？」
『……わかんないっ』
岩本「七星は俺達とデビュー出来なくていいって本当に思ってる？」
『……わかんないんだってば』
岩本「わかんないばっかり言うんじゃねーよ！七星はジャニーさんが最後にくれたデビューという1番プレゼントを受け取らずに捨てるってことだよな？それって俺達だけじゃなくて、七星の大好きなジャニーさんのことも裏切ってるよ？いいの？」
『………いやだ』
岩本「じゃあ、もう絶対にデビューしなくていいなんて言わないってここで誓え。北斗に。SixTONESに。そして、俺たちSnow Manに」
感じる仲間たちの視線。
私はもう迷わない。
『……みんなと一緒にデビューして、ジャニーさんと、これまで支えてくれた全ての人に感謝の気持ちを伝える。私はもう後ろを向かない』
ジャニーさん
弱い私に支えてくれる強い仲間をくれてありがとう。
ジャニーさんがいなくても私は皆と前に進んでいく。
だから見てて？
そして、また天国で会えたら『YOUはやっぱり最高だよ！』って言ってよね。
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作者名：Sakuya
| 作成日時：2020年11月4日 22時
