雪男の七星【紅一点】 (ページ42)

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深澤「は？何言ってるの？そんなの考えたことあるわけないじゃん。誰かひとりでも欠けたらSnow Manじゃないの。これからもずっと10人並んで走っていくって約束したでしょ？忘れちゃった？」

『ううん、もちろん覚えてるよ。……ありがと』

深澤「で、誰になんて言われたからそう思ったの？教えて」

『誰にも何も言われてないよ。確認したかっただけ』

深澤「絶対、嘘。正直に言いなさい。ひとりで抱え込むの禁止って言ってるでしょ？」

『もー！本当に大丈夫だってば！一緒に寝よ？それでもう私の悩み全部無くなるから！』

深澤「本当にそれで無くなるの？」

『うん！』

この夜はマジで七星ので抱き枕にされて一夜を明かした。

色々耐えた俺、偉い。

結局悩みは教えてくれなかったけど、七星の中では解決したみたいで次の日にはニコニコの七星に戻っていた。

それは良かったんだけど、新たなる事件が勃発した。

七星と一緒に撮影現場に入ると、佐久間が近づいて…七星のまわりをくるくる回る。

佐久間「七星、ふっかと同じシャンプーの匂いがする！」

『はっ！？さっくんマジで犬！？』

目黒「ってか、この流れデジャヴじゃね…？」

深澤「だって昨日の深夜、急に来たんだってば！泊めるしかねーだろ！」

必死で言い訳している俺の後ろで七星が爆弾発言。

『ふっか、いい抱き枕だったなぁ…！家に欲しいかも！なーんてね？』

一瞬にして楽屋の時が止まったかのように静かになった。

そして数秒後、収拾がつかないほどの大騒動に。

深澤「七星ー！！！！！」

岩本「ふっか？集合」

向井「そんなん、ふっかさんだけずるいっすよ！」

宮舘「七星、こっちおいで」

阿部「七星？詳しく聞かせて？」

ラウ「七星ちゃん、抱き枕ならふっかさんより俺の方が癒されると思う！！！今日試そう！！！ね！？」

渡辺「そもそも昨日の夜、俺と樹といたじゃん。あの後わざわざふっかの家行ったの？は？なんで？」

『みんなで一斉に喋らないでよ！私、聖徳太子じゃないんだからね！！！』

いや、こうなったのは誰のせいだよ！‪

七星の失言のせいでみんなから責められるし、照にはグチグチ文句言われたんだからね！？

まぁ、辛い時に俺を頼ってくれるのが嬉しいから本人には言わないけど。

これからもなんかあったら、他のメンバーじゃなくて俺のこと頼ってよ。