雪男の七星【紅一点】 (ページ3)

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日常ページ3

七星side

今日は雑誌の撮影。

Snow Man様と書かれた楽屋の扉を開き『……おはよ』と清々しい朝には相応しくない私の挨拶に対して元気な大男たち。

深澤「七星、おはよ！」

宮舘「おはよう、七星」

ラウ「七星ちゃん、おはよう！」

佐久間「いや、もうこれほぼ寝てる！」

渡辺「目開いてる？ぜってぇ前見えてねーだろ！笑」

岩本「ちょっと七星！ちゃんと前見て歩いて！」

『ん』

低血圧の私は朝が苦手で、いつもこんな感じだ。

これでも一応、前は見えている。

目黒「七星ちゃん、こっち」

そんな私を見兼ねてかソファーに座っていためめが多分ここに来てという意味で自分の隣を叩いている。

大人しく従って腰を下ろした。

目黒「おはようございます。間に合って良かったっすね」

『これでも遅刻はしたことないの、誰かさんたちと違って』

佐久間「およよよよよ？？？誰のことぉ？」

向井「俺！？」

目黒「七星ちゃんまだ寝る？寝るなら俺の肩使っていいっすよ」

『いや、もう一回寝たら逆に起きるの辛いから大丈夫。ありがとね、めめ』

目黒「でも……」

加入前は先輩である私のことを少し怖がっていたイメージがあっためめだけど、最近は敬語も少し抜けてきて皆と同じように私の事を甘やかそうとしてくるようになった。

阿部「七星、おはよう。顔色あんまり良くないね。大丈夫？朝ごはんは、ちゃんと食べたの？」

阿部ちゃんは読んでいた本にしおりを挟んで机に置き、私の顔を覗き込む。

『阿部ちゃんって、私のパパだっけ…？』

阿部「こら。こんな娘に育てた覚えはありません！質問にちゃんと答えなさい。笑」

『食べてない。だって、朝は食欲無いし、眠いし、時間ないし』

阿部「もー！どうしてこんな生活力がない子に育っちゃったのかな！？俺たちのせい！？」

こんな感じでパパみの強い阿部ちゃんとの会話も、もはや朝の恒例行事となっている。

『あ、でも、コーヒは飲んだよ？』

向井「いや、それ朝ごはんちゃうし！！！」

『こーじ、うるさい』

向井「おぉい！うるさいってなんや、うるさいって！」

ラウ「康二くんの声が大きいってことだよ」

深澤「でた、ラウールのマジレス。笑」

向井「もー、みんなしてなんなん？俺にだけ当たり強ない？気のせいか？」