雪男の七星【紅一点】 (ページ19)

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こーじとわたしページ19

☆

『こーじ！』

雑誌の撮影中。

今は個人のショットを撮っていて俺の番はまだまだ先。

暇やしISLANDTVでも撮ろうかなって考えていたら、なにやらぷんすかしている七星が迫ってきた。

向井「え、七星どうしたん？俺なんかした！？」

心当たりが無さすぎて激しく動揺する俺。

『最近、私とのご飯は忙しいからごめんなって断るくせにめめとはご飯行ってるんだってね！』

向井「えっ！？」

『もうこーじなんて嫌い！！！』

捨て台詞を吐くと荒々しく扉を閉めて控え室から出て行ってしまった七星を引き止めることも出来ず呆然とする。

向井「えーっと今、何が起こった？俺、全く理解出来てないんやけど…。もしかして、七星に嫌いって言われた？」

岩本「もしかしなくても言われたな」

阿部「今日は、朝じゃないのに珍しく機嫌が悪いね〜」

渡辺「眠いだけじゃない？」

深澤「翔太じゃないんだから、違うでしょ。笑」

渡辺「おい深澤、どういう意味だ！！！」

普段から七星はニコニコしていることが多く、マイナスなことは外に出さずに自分の中で消化するタイプ。

そんな七星から言われた「嫌い！」のダメージはかなりデカい。

向井「なぁ…まさか、俺八つ当たりされとる？」

目黒「えっと、なんか、ごめん？」

半笑いで謝ってくる、めめの肩を掴んで激しく前後に揺らして叫ぶ。

向井「目黒おおおおおお！絶対お前のせいやろ！？七星になんて言ったん！？」

目黒「いや、普通に七星ちゃんが【康二が舞台とかで忙しいみたいで全然ご飯一緒に行ってくれない】って言うから【俺、昨日行きましたけど？】って言っただけだよ？」

向井「お前ぇぇえええええ！ご飯って言っても時間なかったから駅で急いで入った立ち食いそば屋やんか！」

めめがまぎらわしいこと言うから七星に嫌われた！最悪！