向日葵の咲くおうち ④【雪】 (ページ27)

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🌻

陽葵『こーじ！！！』

向井「……えっ、陽葵！？！？」

陽葵『もぉ、こーじ、おそいよぉ！』

向井「えっ、ちょ、なんでおるん！？」

『ふふ、康二くん』

向井「Aさん！？え、なに、どういうこと！？」

『実は、正門くんに誘われたの。康二くんの誕生日なのに俺が仕事入れちゃったので良かったら陽葵に来て欲しいって。出版社の方も是非って言ってるって言われたから来ちゃった。ごめんね？嫌だった？』

向井「なんで謝るん！？めちゃくちゃうれしいに決まっとる！」

陽葵『わーい、ひまりさつえいたのしみ♪あ、よしくん、あいたかったよ！』

正門「ホンマ？俺も会いたかったでー！」

ちゃっかりハグしようとした2人を全力で阻止。

向井「2人とも、なにやっとんの！？ソーシャルディスタンス！！！守って！！！」

『いやいや、康二くんに言われたくないでしょ。笑』

陽葵『そーだそーだ！！！』

向井「なぁ、俺が今日誕生日って忘れたん！？」

それから風景やAさんと陽葵がさくらんぼを食べてる写真を撮ったりした(過保護警察がうるさいので、後ろ姿やけど)

それから出版社の担当に正門がパパ役で写真撮ってって言われたけど、ムカついたから正門が映らんように撮ってたらAさんに怒られた。

呆れた正門が変わってくれて、俺と陽葵とAさんの3人でさくらんぼ狩りしてる写真を撮ってもらう。

それを見ていた農園のご主人に【仲良し家族でいいなぁ！】と言われ、俺は超ご機嫌。

「ですよね！？ありがとうございます♪」なんて答えたらAさんに『こら、嘘つかない！』と怒られた。

それくらい、別にいいやんか〜！Aさんのケチ〜！

撮影が無事に終わると、出版社の方のご好意でシェアハウスの前まで送って貰えることになったが車の中で陽葵は俺の隣……ではなく正門の隣に座った。

なんで！？なんでなん！？

しかもシェアハウスに到着したら、普通に一緒に降りやがった。

向井「へ？なんで正門も降りたん！？」

「え？俺も誕生日会呼ばれたんですけど！？」

向井「誰に！？」

「宮舘さんとAさんです。」

向井「はぁ！？」

『えっ、正門くん呼んだらダメだったの！？』

陽葵『ひまりがよしくんにあいたかったからいいの！よしくん、はやくいこー！！！』

そう言って正門の手を引いて家の中に入っていった陽葵。

……なんで！？！？