向日葵の咲くおうち ④【雪】 (ページ3)

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照と2人で皿洗いなどの片付けをしていると、リビングで何やら次の準備が始まっている。

陽葵『ママ！ひま、ラウとさっくんとダンスれんしゅうしたからみて！』

『え！そうなの？ぜひ見せて欲しいな！』

佐久間「結構練習したでやんすよ〜！」

『さっくんもダンスやってたの？』

佐久間「あれ？Aさんにも言ってなかったっけ？俺、一応ラウールの高校のダンス部のOBなんだよ。だからダンスはガチガチにやってた！」

『え！？』

ラウ「俺も最近知ったんだよ〜！佐久間くん、本当になんで今まで黙ってたの！？」

佐久間「普通に言ったと思ってたの！」

陽葵『さっくん、ダンスじょうずだよ！』

佐久間「おっ、陽葵ありがとー！」

『へぇ、楽しみだなぁ！』

ラウ「じゃあ、とりあえずここで見てください」

流れ始めた音楽は俺が想像していた音楽と正反対のダンスナンバーで驚いた。

俺は、てっきり教育テレビみたいなダンスを想像してたんだけど！？

陽葵は簡単な振り付けで踊っているけど、ついていけてないところが可愛い。

さてはあの2人、Aさんの前でカッコつけようとして難しい曲を選んだな！？

陽葵『ママ！どうだった？』

『みんなすっごく上手だったよ！陽葵も、もう少し大きくなったらダンス習ってみる？』

陽葵『うん！』

ラウ「ひまりん、素質あると思う！」

佐久間「おー、楽しみだな！もしかしたら陽葵も俺の後輩になるかもしれない！」

『さっくん、何年後の話してるの！？』

陽葵『ひま、ふたりのこーはい？になる！！！』

陽葵さん、あなた声高々に宣言してるけど絶対後輩の意味わかってないでしょ！！！