向日葵の咲くおうち ③【雪】 (ページ46)

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目黒「陽葵、何をそんなに怒ってんの？」

陽葵『いやだった！』

目黒「なにが？」

陽葵『……おんなのひといっぱいいたもん！』

目黒「えぇ〜」

えっと、陽葵さん？

それは嫉妬をしたということでしょうか？

もしかして…また俺のターンきた！？

しょっぴーより俺なんじゃないの！？

陽葵『れんくん、だっこ』

目黒「うん、おいで」

予感的中！今日の陽葵は俺にべったり。

他のシェアハウスのメンバーからの視線(特に岩本くん)を感じるけど俺今マジ幸せなんで！

全然怖くないっす！

『あれ？今日は蓮くんの日なんだ〜！』

渡辺「なんで？なんでなの！？ねぇ、陽葵！」

陽葵『しょっぴー、うるさい！』

渡辺「えっ…」

深澤「まぁまぁ、そんなに落ち込むなって。明日には翔太のところ帰ってくるって……多分」

渡辺「多分じゃだめだろ！」

岩本「なんでいつも翔太と目黒だけなの？意味わかんなくない？ずるくない？おかしくない？」

深澤「岩本さん、落ち着いて！」

岩本「ふっかだって、なんだかんだ陽葵の特別じゃん！俺はこんなに陽葵のこと好きなのにさ！なんで俺のところには来ないの！？おかしい！世の中不平等だ！！！」

阿部「あー、照がついに爆発した！」

佐久間「照、おちついて〜！」

『ひ、ひーくんだって特別だよ！』

岩本「もういいもん」

深澤「あ、拗ねた」

大きい幼女の岩本くんには申し訳ないけど、今日は俺の日だから！

陽葵『れんくん、おりがみしよ！』

目黒「いいよ。なに折るの？」

陽葵『ないしょ〜』

目黒「えー」

陽葵が何やら一生懸命折っている横で本を見ながらザリガニを折る俺。

赤い折り紙で折り始めちゃったけど、本物のザリガニは、こんな赤くねーな。

あー、やべ。ザリガニ釣り行きたくなってきた。

とか考えている間に陽葵は折り終わったらしい。