向日葵の咲くおうち ③【雪】 (ページ5)

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ひなまつりページ5

Aside

3月3日はひな祭り

もうここまで来たら、説明しなくてもおわかりだと思うんですけど……。

一応説明すると、シェアハウスの人達は初めてのひな祭りなので張り切っています。笑

両親が買ってくれた陽葵の雛人形は去年まで2人で暮らしていた小さな部屋には飾れなくて実家に戻していたけど、みんなが必要だって言うから送って貰った。

阿部ちゃんとさっくんが休みの日に協力して出してくれて今はリビングに三段の雛人形が飾られている。

陽葵『ねぇ、きょうなんのひか、しってる？』

ラウ「知ってるよ！今日はひな祭りの日でしょ？ひまりんの日だね！」

陽葵『うんっ！』

深澤「ひなまつりは女の子の健やかな成長と幸せを願う日なんだって」

陽葵『ひまのおにんぎょうさん、はじめてみた！』

深澤「そっか〜！立派な雛人形で良かったね！」

陽葵『うん！』

絶対に見たのは初めてじゃないんだけど、陽葵の記憶の中では初めてかもしれないので黙っておく。

そこでリビングにバーンと大きな音を立てて康二くんが入ってきた。

目黒「康二、うるさい！」

向井「今から写真撮りに行くで！」

『え！？』

向井「スタジオおさえてきたんよ！この前、陽葵の七五三の写真見てから、うずうずが抑えきれへんかった！もう7歳まで待ちきれへんから、とりあえず今日はひな祭りやし！撮らせて！な！？」

『康二くん、いつも急すぎるんだけど！？』

向井「陽葵、お写真撮りたいよな！？可愛いお洋服いっばい用意してるで！！！」

陽葵『ひま、かわいいおようふくきた〜い！』

向井「よっしゃ、きた！もう、しょっぴーも買収済みやで！！！だからAさん、ええよな！？」

『康二くんはダメって言ってもやるでしょ。笑』

向井「あ、バレた？」

『バレバレです〜！まぁ、記念になるし、こちらこそよろしくお願いします』

向井「よっしゃー！あ、みんなも来る？」

岩本「当たり前。俺たちも写真に入れてよ」

向井「しゃーないなー！こうなったらみんなで集合写真撮るで〜！」

佐久間「サイコー！！！！」