向日葵の咲くおうち ③【雪】 (ページ21)

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へぇ、そうなんだ。と俺だけが知っているであろう陽葵の最新情報を知って優越感に浸りながら返事を書く。

無意識に漢字を使っちゃうから、全部ひらがなで書くのって意外と大変。

たまに間違って漢字書いちゃったら、ふりがなをつけてごまかしてる。笑

ササッと返信を書き終えて仕事の続きをしていると、あっという間に17:30。

仕事を終わりにして、リビングに降りるとAさんと舘様がキッチンで料理中。

照と目黒は庭にレジャーシートを敷いていて、ラウールと翔太と陽葵は3人で並んでテレビを見ている。

佐久間「おっ、からあげうまそー！！！」

『さっくん、危ないからあっちいってて！』

深澤「1個もーらい！」

『あっ、ちょっと、ふっか！！！』

えっと、佐久間とふっかは邪魔をしてるのかな？

言わずもがな康二は今日もパシャパシャ撮影中。

今、お花見は自粛を求められてるけど、俺たちは毎日この家で一緒に暮らしてるし大丈夫じゃない？という話になり、今日は庭の大きな桜の木の下でお花見だ。

全員花より団子状態で、桜ほとんど見てないけど！

大人はお酒も飲んで、最近部屋にこもっているから溜まっていたストレスも発散出来ているように見えた。

佐久間「あー！Aさんがお酒飲んでるの初めて見た〜！」

深澤「え、Aさんそれお酒なの？」

『日本酒だけど？』

向井「顔色ひとつ変わってへん！」

目黒「もしかして顔に似合わず…ザル？」

『ちょっと、なによ！顔に似合わずって！まぁ、お酒は強いよ。少なくともふっかよりはね』

深澤「おぉい！！！！」

Aさんって、本当に怖いもの無しだなぁ。

苦手なものってあるのかな？

と、ここでまさかの事件発生。

陽葵『しょっぴーなんてだいきらい！！！』

渡辺「俺だって嫌いです〜！！！」

陽葵『もうしょっぴーなんてしらないもん！！！』

渡辺「別にいいよ！俺だって陽葵のことなんて知らん！」

2人で仲良くデザートを食べていたはずの翔太と陽葵が喧嘩を始めた。

岩本「おいおい、何事？」

ラウ「いやー、俺聞いてたけど。これはなんていうか、うーん。まぁ、一言で言うとしょっぴーが大人気ない」

阿部「どういうこと？」

ラウ「あのね、ひまりんが未だにこの前のしょっぴー妹事件を信じないからって、ひまりんが大事にとってたデザートのいちご食べた！」

『え、どうしよう！思ってた以上にくだらない！』

阿部「それは翔太が悪いでしょ」