向日葵の咲くおうち ②【雪】 (ページ41)

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🌻

そんな私の手には昨日作ったチョコレートの入った袋。

実は陽葵、最近好きな男の子が出来たらしくその子にあげるために持ってきたのだ。

上手くふっかにバレないように渡せたらいいけど…。笑

『陽葵。お待たせ』

ちょうど男の子のママも迎えに来てタイミングばっちり。

陽葵はモジモジしながらチョコレートを渡していた。

ひまりも、もうすっかり女の子だなぁ…と感心していた私の目線の先に固まってる人を発見。

……ふっかにバレました。笑

陽葵『ママかえろ〜！』

『そうだね！』

男の子とママにお別れをして、シェアハウスに帰宅。

ふっかのことだもん。

きっとすぐに他のみんなにばらすだろう。

もっと陽葵が大きくなったらウザがられる未来が見える。笑

続々と帰宅してくるみんなの手には案の定両手いっぱいの紙袋。

もちろん中身は全部チョコレートだ。

目黒「店に来る客、来る客みんなチョコ渡してきて、どれが誰から貰ったやつか分かんないよ。絶対いつもより客多かったし、店長バレンタイン手当出してくれないかな？」

『バレンタイン手当なんて聞いたことないわ！』

渡辺「芸能人のお客さんがびっくりするほど高そうなチョコくれたけど、Aさん食べる？」

『翔太くんが貰ったんだから自分で食べなよ！』

深澤「いや、相変わらず人妻からモテるわ〜！」

『園児のママを人妻って呼ぶのやめなさい！』

ラウ「なんか教室でチョコお渡し会開催されて、部活の子が列整理してくれた〜！‪笑」

『……エースのチョコ列の整理も部活の仕事なの？』

佐久間「うちの社長女性なんだけど、社長が秘書通してチョコレートくれた！」

『え？さっくんにだけ！？やば！』

阿部「今日出勤しないって言ったら、昨日めちゃくちゃ生徒からフライングで貰ったから俺は部屋にあるよ」

『JKからの大量のチョコ』

岩本「常連の女性たちがくれた。チョコ好きだって言った記憶ないのに、みんな知ってたんだけどなんで？」

『……情報を誰かに売られてるんじゃないの？‪』

向井「事務所にめちゃくちゃ届いてたわ〜！」

『わー、全国から来てる…さすがインスタグラマー！』

向井「インスタグラマーちゃうわ！カメラマン！」

宮舘「いつもよりお花も売れたよ。逆チョコに添えるって人も多かったな。だから、俺からAさんと陽葵にお花をプレゼント」

『ありがとう！』

陽葵『だて、ありがと！』

案の定モッテモテのみんな。ですよね〜！？