向日葵の咲くおうち ②【雪】 (ページ38)

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全く決まらなそうだったので、一緒の車に乗る人も陽葵に決めさせた。

選ばれたのは阿部ちゃん(優しくしてくれたから)、めめ(鬼から守ってくれたから)、ラウール(金髪がかっこいいから)、と私。

深澤「陽葵、俺は！？」

陽葵「ふっかはいつもいっしょだから！」

深澤「えー」

最近、陽葵のふっかの扱いがどんどん雑になっているのは多分私の気の所為じゃない。

舘様からこの前のクッキー事件も聞いちゃったもんね。笑

佐久間「陽葵！なぜ俺を選ばない！」

陽葵「さっくんと、こーじはうるさいから！」

向井「はぁ！？俺もなん！？なんで！？」

宮舘「……ねぇ、俺が1番不憫じゃない？」

陽葵「だてさま、ごめんね？」

宮舘「いいよ」

何故か選ばれなかった舘様、たしかに不憫だわ。

車で到着したのは都内の遊園地。

陽葵「わーい！！！ゆうえんちー！！！」

『迷子になるから誰かと手をちゃんと繋いでね？』

陽葵『はーい！』

向井「まず写真撮るで！並んで！」

遊園地の人にお願いして、11人で並んで写真を撮った。

また新しい思い出が家の壁に増えるね。

深澤「陽葵、何乗りたい？」

陽葵「メリーゴーランド！」

深澤「最初からメルヘン！」

みんなの中で陽葵の言うことは絶対なので大の大人が仲良くメリーゴーランドに乗っている姿はそれはそれは面白くて私は乗らずに外から大爆笑。

隣ではもちろん引くほど写真を撮ってる康二くんがいた。

その後は陽葵の希望でコーヒーカップに乗ったんだけど、
さっくんと蓮くんとラウールくんの乗ったカップは(主にさっくんのせいで)人間の乗っていい乗り物とは思えないくらいの回転をしていた。

佐久間「あー、楽しかった！！！」

ラウ「もう、佐久間くん、絶対バカ！！！」

目黒「さすがにこれはきついって」