向日葵の咲くおうち ②【雪】 (ページ29)

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🌻

手洗いうがいをさせてクッキー作りに取り掛かる。

康二は部屋からカメラを持ってきて撮影スタート。

向井「くっ、エプロン姿の陽葵…かわいい！」

陽葵『ありがと！』

このエプロンは俺がこの前、陽葵にプレゼントしたもの。

早速使う時が来て良かった。

宮舘「はい、陽葵これをもみもみして？」

袋に分量を測った材料を入れて陽葵に渡す。

実家だった時、妹たちのバレンタインを手伝った時のことを思い出して、最近会ってないけど元気かな？

久しぶりに帰ろうかな？なんて。

康二に撮影されながら形成をして、余熱をしておいたオーブンにクッキーを入れる。

俺が片付けをしている間も台に乗ってじーっとオーブンの中を見つめる陽葵。

宮舘「オーブンは熱いから絶対触っちゃダメだよ？」

陽葵『うん！』

そんなにずっと見ててもあんまり変化ないはずなのに、一生懸命覗いていてかわいいなぁ。

後ろに怪しい人(康二)いるけど。笑

陽葵『できたぁ！！！』

宮舘「上手に出来たね」

向井「おっ、美味そうやん！！！すごいなぁ、陽葵と舘様。」

焼きあがったクッキーをせっかくなのでラッピングすることにした。

陽葵『いーち、にー、さーん』

いつも阿部と一緒に勉強している陽葵は数をしっかり数えながら袋に詰めている。

陽葵『あっ！』

宮舘「どうしたの？」

陽葵『いっこたりない！』

均等に分けていたのに数が足りなかったようだ。

俺の分が少なくていいよと言おうとしたら『うーん、ふっかのいっこすくなくていっか！』と言い出した陽葵。

向井「え、陽葵！？ふっかさん泣くで！？」

まさかの一言に笑いがとまらない。

いちばん一緒にいるから？

それとも、俺たちのふっかの扱いを見てるから？

結局は俺の分を1枚減らすので落ち着いたけど、この陽葵の発言はふっかには黙っておこう。笑

帰ってきたAさんとみんなに陽葵はニコニコしながらクッキーを配っていた。

喜ぶみんなの姿を見て陽葵もとても嬉しそうだったから、今日もいい休日になったな〜。

陽葵もそう思っていてくれたら嬉しいなと思いながらクッキーを1枚口に入れた。

うん、おいしくできた。