向日葵の咲くおうち ②【雪】 (ページ27)

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🌻

陽葵は、ぐずることもなくAさんを送り出した。

これも俺達のこと信頼してくれている証拠なのかなと思ったりして少し嬉しくなる。

それから各自、仕事や遊びに出かけていき、家に残っているのは陽葵と俺と康二の3人。

ところが康二がなかなか起きてこないため、プンスカし始めた陽葵。笑

陽葵『こーじ、ひまとやくそくしたのに！』

宮舘「そうだね〜。さすがに、もうそろそろ起こしてもいいかもよ？」

陽葵『ほんと！？ひま、こうじ、おこしてくる！』

勢いよく階段を登っていった陽葵。

朝から元気でいいね〜……なんて温かいお茶を飲みながら思ってる自分がおじいちゃんみたいだなぁなんて。

数分後、康二が陽葵を抱っこして降りてきた。

向井「舘様、おはよー。目覚ましなったはずやのに全然聞こえへんかった。壊れてるんかな〜？」

宮舘「普通に鳴ってるの廊下まで聞こえてたけど？」

向井「ホンマ〜？おかげで寝坊して陽葵に怒られてもうたわ！」

陽葵『こうじ、はやくおかいものいこ！』

向井「おー、急いで準備するから待っててな」

陽葵『はーい！』

あの様子だと陽葵は康二に服を買ってもらう気満々だな。

せっかく一緒にお留守番を任されたのに康二に手柄を全部持っていかれるのは、なんとなく嫌だった俺は陽葵の気を引く作戦を思いついた。

宮舘「陽葵、クッキー焼いて皆にプレゼントしよっか？」

陽葵『ひまもいっしょに？』

宮舘「もちろん」

陽葵『やる！』

宮舘「ショッピングモールで材料も買おうね」

陽葵『うん！』

作戦大成功かな？