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【緑】Sugar or Salt ページ9





『……節約しなきゃ。』




通帳を見ながらそう呟いた私は、しがないOLだ。



唯一の自慢といえば、すごく素敵な彼氏がいること。



彼氏の亮平は優しくて、頭が良くて、


かっこよくて、それでいてあざとい。




そんな彼とは同棲中で生活費は


彼が多めに払ってくれているとはいえ、


決して多くはない私の給料では


少しづつ節約しなければ貯まっていかない。




そこで私は外や社食でのランチを止め、

お弁当を持参することに決めたのだ。









『うん、いい感じ!』



初日の出来栄えは、まずまず。



その流れで朝食を準備していると、


彼がお目覚めのようだ。




「おはよ、A。」



『おはよう!』



「あれ?お弁当作ったの?」



『うん!節約のために始めることにしたの!』



「……俺のは?」



『え、亮平も必要だった?


でも、いつも外で佐久間くん達と食べるんでしょ?


私のお弁当あったら邪魔じゃない?』



「そんなことないよ。


俺もAのお弁当が食べたい。


Aが良ければ、明日から俺のも作ってくれる?」



『もちろん!』



「ありがとう、楽しみにしてるね。」




そう言うと彼は、私の頭にぽんっと手を置いてから

洗面台へ顔を洗いに行ったようだ。



もう、ホント四六時中かっこいいんだから!



なんてバカップルみたいかな?










翌日、私は張り切って早起きをしてお弁当を作っていた。



ご飯にのせる海苔を可愛く切ってみたり、

パンダのピックを刺してみたりするのは、

私の知らない仕事中の彼を知る

社内の女の子への牽制だって彼にバレちゃうかな…?



完成したお弁当にしっかり蓋をして、

ゴムバンドとお弁当の間に

ちょっとしたメッセージ付きのメモを挟んだ。









【いつもお仕事お疲れ様。


私のお弁当で少しでも


元気をチャージ出来ますように!】





・→←【紫】心配してるって、マジで



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作者名:Sakuya | 作成日時:2020年12月3日 12時

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