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その後、他のメンバーも続々と到着したんだけど
案の定佐久間が大興奮。
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「えっ、Aちゃん！？うそ！？なんで！？」
『佐久間さん、お久しぶりですね。』
「俺、ずっとAちゃんに会いたかったんだよ！
でも阿部ちゃんが全然会わせてくれなくて！」
『私もみなさんに会いたかったですよ？』
「うぇっ！？みんな聞いた！？
Aちゃんも会いたかったって！！！」
「うるさい佐久間。」
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つい強く言ってしまったのは許して欲しい。
だって佐久間、Aに抱きつく勢いだったもん。
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『もぉ、そんな言い方しないの。』
と宥めるAを睨むと苦笑いされた。
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「なぁなぁ、俺たち3人全くついていけてないんやけど
Aさんと阿部くんは…あの、そのーなんていうか…」
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そういえば3人のこと置いてけぼりだった。
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『あ、ごめんなさい！康二くんは久しぶりだね。
メイクの如月Aです。
今日は担当が病欠なので、代わりに来ました！
よろしくお願いします！』
「いやいや、覚えとるよ？
Aさん、関ジュの中でもすごい人気やったもん。
そうやなくて、Aさんは阿部くんの彼女なん？」
『え？ん？あはは〜！』
、
康二の質問に答えず笑って誤魔化そうとしたAに
若干イラついた俺は会話に乱入。
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「ねぇ、なんで笑ってごまかそうとしてんの？」
『だって、仕事場だし。』
「別にメンバーしかいないんだし、よくない？」
『もー、今日はどうしちゃったの？
いちいち突っかかってきて亮平らしくないじゃん。』
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そんなAの発言に反応したのは、うちの最年少。
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「今、Aさん阿部くんのこと亮平って呼んだ！」
『……あ。』
「あーあ！Aちゃんもうあきらめるでやんす！」
『もぉ。とりあえず佐久間さんは私の周りをぐるぐる
回らないでもらえるかな！？』
「にゃはは！ごめんごめん！
とにかくAちゃんは阿部ちゃんの大事な彼女だから
みんなちょっかい出したら俺みたいに怒られるよ？」
、
なんて、おちゃらける佐久間は、
きっと俺が不機嫌なことに気づいてる。
、
「俺、Aさん結構タイプだったのに。」
、
とか物騒な目黒の独り言が聞こえたのは
気の所為ということにしておこう。
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作者名：Sakuya
| 作成日時：2020年12月3日 12時
