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【緑】君が思うより俺は ページ25





「今日は寒くなるから、厚着していきなよ?」







今朝、仕事が休みでベッドの中にいた私に

そう言って仕事に向かった彼の忠告を聞かずに

私は薄手のトレンチコートを羽織って遊びに出かけた。



そのことを後悔したのは友人と夕方に解散して、

電車に乗り、最寄り駅でホームに降りた時。



暖かい車内から急に寒空に放り出され思わず身震いした。



改札を抜けると、私を待っていたのは大好きな彼。







「おかえり。」



『ただいまっ!』



「はぁ、やっぱりそれ着ていったの?」



『……バレた?』



「寒くなるからねって、俺朝言ったよね?

しかもAは分かったって答えたよね!?」



『だって、これお気に入りなんだもん。』



「それは知ってるけどさ。」



『ほら、オシャレは我慢って言うじゃない!』



「我慢してまでオシャレしなくてもAは可愛いよ。」



『……ふぇ?』



「ほら、ご飯食べに行くんでしょ?


とりあえず、これでも巻いて。」







彼は私の首に、自分が着けていたマフラーを

グルグルにまきつける。



今年彼が買ったこの男女兼用のマフラーは、

こういう時のためだったのかも…なんて私のうぬぼれかな?








『ありがとう、あったかい。』



「ん。じゃあ、行こう。」







私の手を取った彼は「つめた」と呟いて、

自分のコートのポッケに突っ込んだ。



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作者名:Sakuya | 作成日時:2020年12月3日 12時

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