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【橙】君のことならなんでも ページ17





社会人1年目。



もうすぐ2年目に入ろうとしているけれど、

まだまだ不慣れで上司に迷惑をかけてばかりの日々。



今日は大きな失敗をしてしまい

当たり前だけどめちゃくちゃ怒られた。



大人だから耐えたけど、正直泣きそうだった。







そんな日の帰り道。



頭に浮かぶのは彼氏の康ちゃんのこと。



2個年上の彼とはお互い学生の頃からお付き合いしている。



社会人になり、ガラリと環境が変わって

余裕のない私をいつも暖かく包んでくれた。



まだ週末じゃないのに会いたくて

たまらなくなった私は彼に電話をかけた。







「もしもし?A?」



『康ちゃん。今大丈夫?』



「大丈夫やけど、どうしたん?


珍しいやん、Aから電話なんて。」



『なんでもないけど、康ちゃんの声聞きたくて。』



「そうなん?俺も声聞けて嬉しいで。」



優しい彼の声につい我慢していた涙が零れる。



「……なんか騒がしいけどまだ外にいるん?」



『うん。今、駅から歩いて帰ってるところ。』



「……A、なんかあった?」



『ん?なんもないよ?』



「なぁ、嘘ついても無駄やで?


俺、Aのことなら、なんでも分かるんやから!」



『なにそれっ……。』



「あーあ、そんな泣かんといて?今どこおるん?」



『……もうすぐいつも行くコンビニ。』



「分かった。泣き止んでコンビニの中で待っとって?

すぐ行くから。」



『えっ、康ちゃん今どこ?』



「お前の家で待ってたんよ。だからすぐ着くで。」



『ありがと…。』



「お礼なんて要らん。俺がしたくてしてるんやから。


いい子で待っとってな。」



『うん。』








コンビニで待つこと数分、走ってきたみたいで

息を切らした康ちゃんが到着した。







「A、お待たせ。」



『康ちゃん…そんな急がなくて良かったのに。』



「気にせんで?そんなことより、

Aはアイスと肉まんどっちがええ?」



『アイス。』



「ほな、あっちやな!

康二くんがお仕事頑張ったAにアイスを奢ったる!」




康ちゃんは有名なソーダ味の氷菓、

私はチョコレートでコーティングされたアイスを選んだ。





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作者名:Sakuya | 作成日時:2020年12月3日 12時

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