【赤】どんな私も愛して ページ27
❤
『涼太くん、これもこれも全部おいしい!お店みたい!ほんとすごい!!!』
「ふふふ、それは良かった」
私の誕生日に彼のおうちに招かれて、彼の作ったオシャレでおいしい料理を独り占め。
ローストビーフ、パエリア、ミネストローネに手作りのかわいらしいショートケーキ。
なんて幸せな誕生日なんだろう。
『涼太くんに完璧に胃袋掴まれた〜!もう涼太くんのご飯なしでは生きていけないよ〜!どうしよう、涼太くん!』
なんて私は冗談っぽく言ったのに、彼は真面目な顔して答えたんだ。
「じゃあこれからもAのために料理の腕を磨くから、俺とずっと一緒にいてくれる?」
『……いいの?』
「もちろん」
『食べすぎて肉まんくらい太っちゃうかもよ?』
「まんまるのAもかわいいかもね?」
『甘やかし過ぎだよ…』
「そうかな?」
『そうだよ…!』
もし私がまんまるの肉まんになっても、責任取って愛してよね。
Fin
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赤色の表紙のテーマは【君だから好きなんだ】です。
まんまるになっても愛してくれる男性がいたら、それはそれで少し怖い気もしますが(笑)
それくらい彼女自身を愛してくれているということですよね。
ご飯を作ってくれて、太ってもいいなんて言ってくれるなんて羨ましい。
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作者名:Sakuya | 作成日時:2020年12月3日 12時