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【紫】君と今、はじめよう ページ1

昔から女に困ったことは無かった。



何もしなくても向こうから来てくれるのだから、

自分から努力して女を手に入れたことなんて1度もない。



適当に高校に通って、遊んで、ろくに勉強もせずに

推薦で受かった大学に入学した。



そこで出会った翔太も、

きっと俺と同じように生きてきた人間。



同族嫌悪なんて言葉もあるようだが、

俺たちは考え方も似てて、楽だったから一緒にいた。



誘われればコンパやクラブにも行ったし、

女を気分で抱いたりもした。



そんな俺たちが決めていたのは特定の女は作らないこと。



女なんてめんどくさいだけ。



とにかく遊ぶのが1番楽しいと思っていた。










そんな俺の考えを180度変える存在が現れたのは、

1ヶ月ほど前のこと。



その日、俺の頬には引っかき傷が出来ていた。



猫にやられた?と、いろんな人言われたが

あいにく俺は猫など飼っていない。



猫よりもタチの悪い、人間にやられたのだ。



1度抱いてやっただけなのにとんだ勘違い女だった。



そんな俺に翔太は「うわ、だっさ!」なんて

言ってくるから尚更イラついて。



「今日は帰るわ。」と言い残し、

大学の最寄りにある喫茶店に立ち寄る。



大学に入学してすぐに見つけたこの場所を

俺は翔太にさえ教えていない。



マスターはこんな若造の俺にも良くしてくれて、


【僕にも深澤くんみたいに尖ってた時期があったんだよ。


奥さんと出会ってからは落ち着いたけどね。


だから君を見ていると懐かしい気持ちになるんだ。】


と言っていた。



この店は誰にも教えたくない

俺の秘密基地みたいなものだ。

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作者名:Sakuya | 作成日時:2020年11月7日 12時

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