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6話 ページ6

佐藤「・・・そういえば・・・Aちゃん、今でも・・・」

 佐藤刑事に尋ねられた瞬間にまっ暗に染まる視界。

A「停電・・・ですかね・・・」

佐藤「おかしいわね。様子見てくるから、動かないで」

 佐藤刑事にが肩に手を置き、出口の方へ進んでいく。・・・正直、暗闇で一人になるのは苦手だから、一緒に行きたいんだけど・・・と、軽く視線を落としたとき、洗面台のしたから光が漏れていることに気がついた。扉を開くとそこにあったのは懐中電灯だ。

A「佐藤刑事!!懐中電灯がありました」

 何故かバケツの上に、それも明かりのついた状態でおいてあったことが気にかかりつつも、懐中電灯を取り出し、佐藤刑事の方に向ける。
・・・そのとき、カチリ、と音がした。その方向に視線を向けると、そこには・・・サイレンサー付きの拳銃を持つ手があった。

佐藤「ダメッ!!Aちゃん!!!」

 拳銃の発砲音と同時に舞う血しぶき・・・怪我の治療なんて何度もしてきたから見慣れているはずなのに、体の底から震えてしまって動けなかった。すると、銃弾が当たったのか水道から水が噴き出し、思わず懐中電灯を落としてしまった。

A「・・・え・・・」

 一瞬だったが、懐中電灯に照らされた顔には見覚えがある。・・・どうして、あの人が・・・
その瞬間佐藤刑事が倒れ、私が佐藤刑事の下敷きになると、懐中電灯が床に落ち、あたりは真っ暗になった。・・・目の前に人の気配は感じないため、おそらく逃げたのだろう。・・・すると、非常照明がついたのか、あたりは明るくなって・・・

目に映ったのは、血まみれの佐藤刑事だった。

A「佐藤刑事っ!!!」

 床に広がっていく赤、私の手を染めた赤・・・全部、佐藤刑事の、血・・・

A「・・・あっ・・・私がっ・・・懐中電灯を・・・」

 私が、懐中電灯を佐藤刑事に向けたから・・・(私が、浮かれてて爆弾に気づかなかったから・・・)

 佐藤刑事は、打たれた・・・(陣平君は、自分を犠牲にした・・・)

 いつも、いつも、全部・・・私の、所為・・・

A「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 こんな気持ちになるくらいだったら、いっそのこと、全部捨てて楽になりたいよ・・・

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フランドール - ゆうみんさん» コメントありがとうございます。そうなんですよ!いいところで話が続かない、私、いつもそうなんです。学校が忙しくて更新遅いですが、楽しんでいただけるよう頑張ります。 (2019年7月16日 19時) (レス) id: e0624ff3f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - そうだよね,いつもいいところで話が続かない、彼女ちゃんの気持ちわかる、次回楽しみです (2019年7月14日 18時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
フランドール - 美紀さん» コメントありがとうございます。私もコナンや新一、それから他のキャラも大好きです。 (2019年7月11日 19時) (レス) id: e0624ff3f8 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きです (2019年7月8日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フランドール | 作成日時:2019年7月6日 20時

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