34話 ページ34
咲夜｢･･･本当の意味で全部の記憶が戻ったわ･･･｣
あれから2日、十六夜咲夜へと戻った私はコナンと共に阿笠博士の家へと来ていた。あれから佐藤刑事の意識も戻り、一件落着･･･といった感じだったのだが、北条Aである以上私はちゃんとした記憶を保持していない状態なので、私は改竄された記憶の中で記憶喪失になるという奇妙奇天烈な体験をしたのだ。
哀｢･･･記憶のない状態で咲夜に戻ったら、記憶も戻ったのかしら･･･｣
咲夜｢確かに･･･まあ、身体だけ咲夜になるっていう最悪のパターンもあるけど･･･｣
いつもは小さくなる途中で記憶を思い出せるからどうにかなっているが、忘れたまま小さくなっていくとしたら周りだけでなく私もパニックになっていただろう。･･･ちなみに今は私と哀がリビングで、博士とコナンが奥の部屋でそれぞれお話中である。
咲夜｢･･･それにしても、哀が涙目になるほど心配してくれてたなんて思ってなかったわ｣
哀｢き、気づいてたの!?｣
頷くと、あのときのように顔をそらす哀･･･ただし、あのときとは違って涙目ではなく、顔が真っ赤になっているけど･･･
咲夜｢･･･何度も言うけど、心配かけてごめんね･･･｣
今思い返せば、哀がかなり心配してくれていたことがわかる。･･･例えば、パレードの時･･･興味ない、なんていってたけど(興味なかったのは事実だろうけど)、本当は心配してそばにいてくれたんだってこと、知ってるから･･･
哀｢･･･危険なことはしないでっていっても、貴方は聞かないでしょうから･･･もう少し、私たちを頼って･･･｣
咲夜｢･･･みんなから言われるわね、それ･･･｣
私って、そんなにみんなを頼っていないように見えるのかしら･･･ここに来る途中、コナンにも同じことを言われたなぁ･･･と思い返しながら考える。･･･確かにあまり頼らないようにはしているけどね。
哀｢･･･そういえば･･･どうしてあのとき、貴方のお母さんもあそこにいたの?｣
咲夜｢ああ･･･英理さんが伝えてくれたらしいわ｣
お母さんと蘭のお母さんである英理さん、それから新一のお母さんである有希子さんは高校時代の同級生らしく、しかもそれなりに仲が良かったのだとか。
ちなみに、記憶が戻って数時間がたった頃、お母さんから私が記憶喪失になったことを聞いていたらしいお父さんが仕事モード完全オフで電話をしてきたことは私だけの秘密だ。
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フランドール - ゆうみんさん» コメントありがとうございます。そうなんですよ！いいところで話が続かない、私、いつもそうなんです。学校が忙しくて更新遅いですが、楽しんでいただけるよう頑張ります。 (2019年7月16日 19時) (
レス) id: e0624ff3f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - そうだよね，いつもいいところで話が続かない、彼女ちゃんの気持ちわかる、次回楽しみです (2019年7月14日 18時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
フランドール - 美紀さん» コメントありがとうございます。私もコナンや新一、それから他のキャラも大好きです。 (2019年7月11日 19時) (レス) id: e0624ff3f8 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きです (2019年7月8日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フランドール | 作成日時：2019年7月6日 20時
