22話 ページ22
あれから･･･トロピカルランドに行けば記憶が戻るのではないかという毛利さんの提案により、私たちは明日トロピカルランドへと行くことになった。･･･妃さんは最後まで反対していたけど、私が忘れたままでいるのが嫌だったから、それを無理矢理押しきるような形ではあったが･･･
コナン「A姉ちゃん･･･!!お帰り、大丈夫だった?」
蘭さんの家へと戻ってきた私を出迎えてくれたのはコナン君。･･･私が、明日トロピカルランドに行くと言うことを絶対に知られてはいけない人物･･･コナン君には悪いけど、もう二度と危険な目には遭わせたくないの、ごめんね･･･
A「うん、コナン君の方こそ･･･大丈夫だった?」
コナン「うん、A姉ちゃんが無事で良かった」
心の底から安心したような表情で言うコナン君に、疑問を覚える。･･･どうしてコナン君は、10歳も年上の私のことをこんなに心配してくれるのだろうか･･･園子さんは咲夜ちゃんって言う私のいとこと私がそっくりだからじゃないかっていってたけど･･･それだけでは説明がつかない気がした。
コナン「･･･どうかした?」
A「･･･ううん、護ってくれてありがとね」
さすがにどうして護ってくれるの、なんて聴けるわけもなく、とりあえず助けてもらったことへのお礼を言うと、コナン君はほんのわずかにうつむいた。角度が変わった所為か、コナン君のメガネが光を反射して、彼の表情を伺うことができない。･･･どうしたんだろう、と首をかしげていると･･･
コナン「･･･僕は、A姉ちゃんのこと･･･護れてないよ」
A「･･･え･･･?」
聞き逃してしまうのではないかと思うほど小さな声で呟かれた言葉に耳を疑う。･･･護れてないって、いったいどういう･･･
コナン「･･･何でもない、おやすみ」
少しだけ悲しそうな顔で微笑んでそういったコナン君は、階段を駆け上がり、部屋に入っていった。
蘭「A―･･･どうかした?」
A「･･･いえ、何でもありません」
お風呂わいたよ、といいながら着替えを渡してくれた蘭さんに微笑を浮かべて返事を返すと、蘭さんは嬉しそうに、だけど困ったような笑顔を浮かべて
蘭「無理しなくてもいいけど･･･やっぱり敬語、外してほしいな･･･」
と、悲しげに呟いた。
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フランドール - ゆうみんさん» コメントありがとうございます。そうなんですよ！いいところで話が続かない、私、いつもそうなんです。学校が忙しくて更新遅いですが、楽しんでいただけるよう頑張ります。 (2019年7月16日 19時) (
レス) id: e0624ff3f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - そうだよね，いつもいいところで話が続かない、彼女ちゃんの気持ちわかる、次回楽しみです (2019年7月14日 18時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
フランドール - 美紀さん» コメントありがとうございます。私もコナンや新一、それから他のキャラも大好きです。 (2019年7月11日 19時) (レス) id: e0624ff3f8 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きです最高ですコナンと新一大好きです (2019年7月8日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フランドール | 作成日時：2019年7月6日 20時
