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第3話 ページ3
ホームルームも終わり、
入学したばかりなので
これで帰れる。
部活動見学も自由にできるらしい。
そこで、そのオレンジ色の髪の人に
声をかけてみた。
「あの、すみません」
そそくさと準備をしている
オレンジくんにそう言うと、一瞬固まって
「な、なななななに!!??」
挙動不審だなぁ……。
「北川第一っていう中学と当たって
影山飛雄に宣戦布告したのってあなた？」
そう聞くと、泣きそうな顔というか
悔しそうな顔というか。
複雑な顔を浮かべ
俯いた。
「うん」
「そっか」
「でも…!!
高校ではたおすって決めたんだ!!!!」
そう、目を輝かせて言うオレンジくん。
「あ、でも」
飛雄は同じ高校だよ、そう言おうとした時
じゃあね！と走っていってしまった。
ありゃりゃ。
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