【及川徹】いつか、壊れちゃうよ？

lost33 ページ33

Aに呼ばれて
行ってみるとマッキーが
でろんでろん。


風邪を引いたらしい。







マッキー体調に鈍いからな…。
本人も気付かないんだろうねー…。





何が悲しくて男をおぶらないと
いけないのか、という事は置いといて。






「花巻大丈夫？なわけないか…」





「いいや、大丈夫だ」








熱い吐息ながらも
いつものノリで受け答えするマッキー。






心配そうなAの眼差し。









そこに俺は映ってないんだよね。









.








.








.







「先生居ないね…」




「じゃあ俺が呼んでくるよ」









マッキーをAに任せて
保健室の先生を呼びに行く。




不本意だよ、マッキーとAを
２人にしておくなん……。






「あれ」








何だろう。








これじゃあまるで嫉妬。









.









.









.









俺は、









.









.









そんな考えを振りほどくように
廊下を全力で駆けた。




.









。









.









.









.









.









先生は結局見つからなくて
聞いてみるとついさっき出張したらしい。









.









「……き」




「…ん……言っ………い」









小さく聞こえる声。





マッキーとA何話してるんだろ。









少し覗いてみると









.









.









.








.









顔を赤くして慌てるAと、
ベッドで目を細めているマッキーが居た。

lost34→←lost32

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す