lost22 ページ22
一番初めに
思いついたのは第2体育館。
俺達が部活をしている所。
部活で毎日行っているだけあって
自然と足が向かっていた。
.
.
.
.
.
.
勢い良く開けた扉。
体育館の中には誰も居ない。
そりゃあ居たら助けてるはずだからな。
倉庫は２つ、管理室が１つ。
管理室は先生が居るとき以外入れない…。
つまり倉庫…っ。
１つ目の倉庫……。
「居ない……」
２つ目の倉庫…。
。
.
「A……!!!!」
扉の先には体操服で
ぐったりしているA。
「おま、大丈夫か!!」
慌てて抱きかかえ声をかける。
すげぇ熱い…。
汗も相当…。
「あっ……花巻じゃん……
やほ、試合どうだった…………？」
薄く目を開けへら、と笑うA。
「んなこと言ってる場合じゃ……
お前それ何持ってんだ……？」
パタパタとAを扇ぎつつ
手に持っているブレスレットについて
聞くと、
「これ？……萩野さんのだよ……
私への嫌がらせとか、萩野さんが
やってたみたい」
ビックリだよね、と笑う。
「まぁいいよ……花巻、これ内緒ね……
…ほら、及川がやっと見つけた
大事な……おん、なのこ……だから、さ」
途切れ途切れに言うと
「ちょっと寝るわ……」
.
なんて死亡フラグ立ちまくりのセリフを
吐きやがるもんだから
そのままおぶって保健室に行った。
.
.
.
数十分経って起き上がると
「花巻水」
水の要求。
水を飲みきると
「ちょっと最後の私のセリフ
素晴らしかったでしょ
ほら、この前見たゾンビ映画の
仲間の捨てゼリ………」
.
.
.
気がつくと、俺はAを
抱き締めていた。
.
.
.
「ちょっと花巻熱いって」
「何へらへらしてんだよ……っ
この気温であんなとこに居たら
死ぬかもしれなかったんだぞ……」
腕に力がこもる。
「おー、心配してくれたんだね
ありがとう花巻、めっちゃ好き」
.
.
.
.
俺とお前の“好き”は
違うんだろうな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1049人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいす。 - もういっそのことマッキー落ちでぇぇぇぇ！！！！ (2016年4月5日 17時) (
レス) id: aba6425353 (このIDを非表示/違反報告)
あ - バレーは性格悪い人の集まりって…ひどいです。私は好きでやってるのに……！！ (2016年3月22日 15時) (レス) id: 750dbb1b9a (このIDを非表示/違反報告)
いんいん - うお、ちべたい とか可愛いすぎる///及川さん小説だけど、マッキー素敵w (2015年4月23日 23時) (レス) id: 7264ebfb32 (このIDを非表示/違反報告)
牛タンマヨおにぎり - 更新頑張って下さい！ (2014年10月4日 22時) (レス) id: 1328a83995 (このIDを非表示/違反報告)
205号室。(プロフ) - 花巻くんエンドだと…って思います笑続編でもついていきます！！ (2014年10月2日 19時) (レス) id: e8c3ec71b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
