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ベッドの上で震えていた仕事用の携帯を、雄登はよく画面を確認しないまま取った。電話をかけてくるのは9割方マネージャー(残り1割が飛貴)だ。
「はい。なんですか」
「那須くん！！」
馬鹿でかい声に、思わず携帯を耳から離した。画面をよく見ると、佐々木と書いてある。…あの、龍斗の厄介な「親友」か。
勝手に龍斗の部屋に入った時は焦ったが、やはり記憶を無くす前の龍斗のことをよく知っているらしく、カウンセラーにそのまま流せる情報をくれる彼とは一応連絡先を交換した。
「あのっ、公開オーディションの件ですけど」
「…はぁ」
「作ちゃんのコメントあるの、あれ嘘ですよね」
思わず笑ってしまった。
一般人はなんて純粋なんだろう。雄登のコメントすら大人が書いているのに。
「そんなことで連絡しないでくださいよ」
「あっ、違います。本題は！」
「…なんですか」
「もう一回、作ちゃんの部屋に入れてください。この前部屋入ったとき、ひどかったから」
「ああ。掃除くらい、スタッフが…」
「掃除だけじゃなくてお風呂入れたりもしなきゃ。
てか俺、もう下にいるんですよね。この前のことマネージャーさんにバラしてもいいすか？」
ぎょっとしてカーテンを開けると、マンションの下に立っている大光が見えた。
「あっ。いるんじゃん、いぇ〜い。開けてくださーい」
大光にピースされ、雄登は頭痛薬を増やそうと決めた。
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LIKKA(プロフ) - →いつも励まされております。これからも未熟ですが楽しんでいただけたら感無量です。 (2020年5月28日 0時) (
レス) id: 39c1d8fd7b (このIDを非表示/違反報告)
LIKKA(プロフ) - 呑さん» いつもありがとうございます！また勿体なきお言葉を…岸くん確かに何気に初ですね、今回メンカラ紫祭りです。アイムドール、本当にすみませんでした。続き書こうと思っていたのですが事情があってちょっと変化させました。それでも楽しんでくださって→ (2020年5月28日 0時) (レス) id: 39c1d8fd7b (このIDを非表示/違反報告)
呑(プロフ) - LIKKAさんのお話は全部苦しいくらいに好きで好きで仕方ないのですが、このお話本当に大好きです。個人的にLIKKAさんの初岸くんに歓喜しております。アイムドールもドキドキしながら読んでいたので、そのドキドキを拾って頂いた気がしてます。大好きです！！！ (2020年5月27日 23時) (レス) id: 2d1b1a1819 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIKKA | 作成日時：2020年5月23日 1時
