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「聞いたよ、作ちゃんの活動休止。
その…あの日から、そのまま休んでんの？」
そう言いながら岸くんは灰皿を回収する。
「あー、ね？まあ、そんな感じ。おかわり、くらさいっ」
人懐こそうにチャハと笑う優斗にアブサンを冷水で割ったものを出してやる。もっと良い酒は沢山あるし、もっと甘い方が美味しいはずだが、優斗は味なんてどうでもいい、取り敢えず酔いたいし太りたくないからとこの飲み方を好む。
しかしそんな特殊な飲み方をしておいて、彼はまだ19である。この場が週刊誌や一般人に漏れることは無いからこそ、彼はやりたいようにやれる。
岸くんは優斗の向かいに座った。
「何かあったの？」
「…んま、岸くんならいっか！
龍はなんかね、行方ふめーになってさ。まあ見つかったんだけど。てか、そこまでは岸くんも知ってるよね？
なんか、記憶そーしつらしいよ！」
「記憶、喪失…？なにそれ」
「でしょ？まーじ、意味わかんないんだけろ！」
「…笑い事じゃないだろ！」
思わず優斗に掴みかかりそうになって、「岸くん」という紫耀の冷静な声にはっと我に帰った。
「…何やってんの？やめてよ」
「ごめん…」
カウンターキッチンに座っていた紫耀はふう、と甘い吐息を吐いた。
岸くんと同い年の紫耀は勿論とっくに成人しているが、その葉巻の中身は年齢関係なく許されていないモノだ。
「岸くんの気持ちも分かるけど、ここでは好きにさせてやって。龍のことは俺からも事務所に聞いとくから」
「…分かった。サンキュ」
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LIKKA(プロフ) - →いつも励まされております。これからも未熟ですが楽しんでいただけたら感無量です。 (2020年5月28日 0時) (
レス) id: 39c1d8fd7b (このIDを非表示/違反報告)
LIKKA(プロフ) - 呑さん» いつもありがとうございます！また勿体なきお言葉を…岸くん確かに何気に初ですね、今回メンカラ紫祭りです。アイムドール、本当にすみませんでした。続き書こうと思っていたのですが事情があってちょっと変化させました。それでも楽しんでくださって→ (2020年5月28日 0時) (レス) id: 39c1d8fd7b (このIDを非表示/違反報告)
呑(プロフ) - LIKKAさんのお話は全部苦しいくらいに好きで好きで仕方ないのですが、このお話本当に大好きです。個人的にLIKKAさんの初岸くんに歓喜しております。アイムドールもドキドキしながら読んでいたので、そのドキドキを拾って頂いた気がしてます。大好きです！！！ (2020年5月27日 23時) (レス) id: 2d1b1a1819 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIKKA | 作成日時：2020年5月23日 1時
