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｢わっ！？待って！何で！？何それ！殺さないで！？｣
｢アホか。殺すわけないやろ。これは毒や毒｣
｢尚更こっち向けないで！｣
と言うより、この悪魔の話し方は。いくら私のようなおっちょこちょいに対しても敬意と言うものを表すべきなのではないのだろうか。
｢あの…！いくら悪魔で、私がおっちょこちょいでも…！貴方より年上です！しっかり敬語使うべきでしょ敬語！｣
｢はぁ？何言うてん？俺軽く500歳は越してんねんけど。お前より年下な訳あらへんやろ。しかも人間とか言う身分の癖に偉そうにすんなや｣
｢……ぐぅ…｣
ぐぅの音もでないとは正にこの事だ。怖い見た目に怖い口調で言われてしまっては何も言い返せない。
｢悪魔だってことは信じる。でも何でここに来たの。さっき私が貴方を呼んだって言ったけど呼んだ覚えはないもん…｣
｢寂しいだとか何だとか思うてたやろ。そういう寂しい人間の部類の所に来たってワケ｣
｢寂しい人間って言う部類！？｣
｢うっるさ…まぁお前が俺を呼んだって事に変わりはあらへんから俺がこの家から出て行くことも、ここから離れることあらへんからな｣
寂しい。確かに寂しいと思った。家族が家に居てくれる暖かい生活がいいなと思っている自分が居たことは認める。
だが、ここに居候された所で私は彼のことを養って行けるはずもないし、第一怖い。
こんなに喋り方も見た目も怖い彼にこのまま家に居てもらっては私の心臓やメンタルが保てる訳がない。
彼が家に居た所で家事をしてくれそうには見えない。
｢………出て、行ってください…｣
｢嫌だね。お前が呼んだから出て行くなんて事有り得へんって｣
｢もう〜〜…！お願いだから出て行ってください！｣
どれだけ勇気を振り絞って大声で叫んでも彼が出て行くなんてことは無いのは分かっているが。だが、叫ばずには居られなかった。
これからの食費、水道光熱費、生活費………そんなことを考えているとこれから先が思いやられる。
もう、こうなってしまったからには彼を受け容れるしかないと言うことが頭では理解できていても、どうしても身体と言うか脳がそれはやめろと訴えかけてくるのが分かる。
｢おっし、人間。まずは明日の会社を休んで俺の家具とか食器とか買いに行くで｣
｢えぇ！？明日も仕事です！｣
｢口塞ぐぞ｣
｢…｣
彼の口から出てきた言葉が怖くて黙り込んでしまう。私が彼に歯向かうことなんて夢の又夢のようだ。
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ピナの - simaではなくてshimaですよー (2019年7月30日 10時) (
レス) id: e6da5b9f38 (このIDを非表示/違反報告)
とぅーかわ(プロフ) - 志麻さん､､､あれ？かっこいい､､､え？こんなにサドで素っ気ないに､､､え？？好きです（更新頑張ってください） (2019年7月16日 15時) (レス) id: 819a8b2ac3 (このIDを非表示/違反報告)
冬月@リス - 1コメ！志麻さん最高過ぎます……。 全くもう…惚れ直した(( (2019年7月8日 19時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
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