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傍から見れば、朝から何してるんだって感じだろう。
当事者である私もそう思う。
ベクが私に触れる度、触れたところが火傷したように熱い。
体を這い回るだけじゃ物足りなくて、必死にベクにすがった。
『ベクッ、ベク…っ。』
声がかすれて、涙が滲む。
一瞬辛そうに歪んだベクの顔。
｢焦らないで。今シたら、痛いでしょ？ちゃんと慣らさないと。…ね？いい子だから我慢して。｣
『んっ、や…やぁ…。欲しい…。ベク、がっ…っあ。』
涙を流しながらイヤイヤと頭を振る。
その間も手は動いたままで、背中が跳ねてしまう。絶頂が近づいているのがはっきりと分かった。
徐々に上がる体温。
しばらく離れていた快感が体を痛いほど締め付ける。
『やだっ…。やだぁ…。一緒、が…いいっ。』
お願い。
ベクを見上げると、はぁっとため息を吐いて、私の腰をつかんだ。
｢煽ったのはAだからね。痛くても知らないから。｣
口の端をぺろっと舐めて、今までに見たことのないような表情でにやりと笑う。
子犬のくせに…その表情が凄くかっこいい…。
体を割って入ってくる圧迫感に涙が滲む。
まるで初めての時みたいにドキドキした。
『っう…ん…。』
いつもならわざと出していた嬌声も恥ずかしくて、思わず唇を噛んだ。
｢A｣
『っん…な、に…っふ…ん…、んんっ！』
唇が重なり、深い口づけ。
しばらく重なり合ったままキスをして、口が離れていく。
名残惜しそうにつながる唾液の糸。
同時に感じられる快感に背中がゾクゾクする。なんだか変な感じ。
『っふ…はぁ…。』
｢声、我慢しないで。俺しか聞いてないから。声だして良いんだよ。｣
『…っあ！…や、だぁ…。はずかっ、し。…んぁっ！』
口元を、手で覆うとそれさえも剥がされてしまった。
絶え間なく溢れる声。
たまらなくなって目を瞑れば、ベクに頬をつかまれる。
｢俺のこと見て。怖くないから。｣
『ベク…っ。も、わたしっ…！』
｢いいよ。俺も。…もう。｣
目の奥がチカチカして、思わずぎゅっとベクの首元に腕を回した。
ぎゅっとしがみつく。
もっと近く。もっとそばにいたい。
首元に感じるチリっとした痛み。
事が終わったあとの脱力感。
その感覚さえも愛しくて、より強くベクを抱きしめた。
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風鈴(プロフ) - ＊うらら＊さん» コメントありがとうございます(´；ω；｀)！！ベクちゃんほんとに可愛いですよね！私もベクちゃん好きすぎてこの小説書き始めましたw応援もありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ！受験終わり次第また更新していきますのでゆっくり待っててください！ (2016年1月12日 20時) (
レス) id: 6a32d7eeaa (このIDを非表示/違反報告)
＊うらら＊ - ベク好きすぎてつらいです..はぃ.。 ぁっ.あと.受験頑張ってください.!! 受験勉強とか大変そうだなぁ..(°∀°;; 更新楽しみにしております..。 (2016年1月11日 19時) (レス) id: c7b87d605a (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - 塩むすびさん» コメントありがとうございます(*^_^*)！受験が落ち着いたらまたバリバリ更新させていただきますので待っててください！！（笑）応援ありがとうございます！頑張ります！^^ (2016年1月9日 8時) (レス) id: 6a32d7eeaa (このIDを非表示/違反報告)
塩むすび(プロフ) - 楽しみにして待ってます(*^^*) 受験頑張って下さい！ (2016年1月7日 14時) (レス) id: f77f656c0f (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - マナベクさん» コメントありがとうございます(´；ω；｀)！！気に入っていただけてほんとに嬉しいです…！これからも頑張って更新しますので、また閲覧してあげてください(´ｰ｀) (2015年12月15日 0時) (レス) id: 87d4e8f005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 風鈴 | 作成日時：2015年12月14日 23時
