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｢Aっ…。自分が何言ったか分かってるの？｣
『うん。分かってるよ。私、ベクが好き。』
｢いいの？もう、俺…我慢しないよ？｣
『いいよ。私も…ベク、に。触ってほし…か、た。から。』
顔が熱い。
向き合うようにベクが起き上がる。
こんな事、営業で言ってても何も思わないのに、何も知らなかった時みたいに恥ずかしくてたまらない。ベクの顔が見れない。
私を好きなら、思考まで奪って。触れたい。触れられたい。
あなたの事しか考えられない体にして。
｢煽んないで。知らないでしょ？俺がどれだけ我慢してたか。｣
『しらない。だから教えて。』
｢ダメだよ。後悔しても遅いんだよ…？｣
『それでもいい。後悔なんてしないから。全部奪って。あなたが好き。』
そう言った瞬間に、唇に柔らかい熱が触れる。
軽く触れる程度だったそれは、だんだんと深く、甘くなっていく。
角度を変えて何度も口付けをした。
『っん…ふ…ぅん。』
息継ぎのために口を離すと、待っていたかのように舌が割り込んでくる。
頭がくらくらする。
酸素が足りない。
このまま死んでしまうんじゃないかとも思った。
…あぁ、私、このまま死ねるなら、すごく幸せだ。
キスだけで視界が柔らかく滲み、頭がぼーっとする。
｢ん。A…ごめん。俺ほんとに嬉しい。泣けてきそう。｣
『私も。お願い。もっと、もっと頂戴。』
ベクの頬に指を這わせて、唇をそっと指でなぞる。
｢っ！！…そんな煽んなって。その誘い方どこ覚えるわけ？｣
ベクはニヤリと口の端をあげた。
その時、何故か出会った当初のことを思い出す。
"男はみんな狼なんだよ"
'
…狼のお腹の中は暗いのだろうか。
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風鈴(プロフ) - ＊うらら＊さん» コメントありがとうございます(´；ω；｀)！！ベクちゃんほんとに可愛いですよね！私もベクちゃん好きすぎてこの小説書き始めましたw応援もありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ！受験終わり次第また更新していきますのでゆっくり待っててください！ (2016年1月12日 20時) (
レス) id: 6a32d7eeaa (このIDを非表示/違反報告)
＊うらら＊ - ベク好きすぎてつらいです..はぃ.。 ぁっ.あと.受験頑張ってください.!! 受験勉強とか大変そうだなぁ..(°∀°;; 更新楽しみにしております..。 (2016年1月11日 19時) (レス) id: c7b87d605a (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - 塩むすびさん» コメントありがとうございます(*^_^*)！受験が落ち着いたらまたバリバリ更新させていただきますので待っててください！！（笑）応援ありがとうございます！頑張ります！^^ (2016年1月9日 8時) (レス) id: 6a32d7eeaa (このIDを非表示/違反報告)
塩むすび(プロフ) - 楽しみにして待ってます(*^^*) 受験頑張って下さい！ (2016年1月7日 14時) (レス) id: f77f656c0f (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - マナベクさん» コメントありがとうございます(´；ω；｀)！！気に入っていただけてほんとに嬉しいです…！これからも頑張って更新しますので、また閲覧してあげてください(´ｰ｀) (2015年12月15日 0時) (レス) id: 87d4e8f005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 風鈴 | 作成日時：2015年12月14日 23時
