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ベクが休みなのをいい事に、いつも以上にゴロゴロして過ごす。
『ふぁ。ねむー。』
そう呟いて、ソファに寝転がった。
｢じゅうぶん寝ただろー。ほら、ご飯出来たぞ。起きな？｣
『ん。』
起き上がると長い髪の毛が目にかかる。
えっと、シュシュ…どこだっけ。
｢ほい。｣
『あ、ども。』
べクが私愛用のシュシュを手渡してくれる。
素直に受け取って、髪の毛をポニーテールにまとめ上げる。
お気に入りのシュシュ。ホテルを抜け出した時に付けていたものだ。
紺の生地に星座が描かれていて、パールのチャームがが付いている。
私が動く度にキラキラと揺れるチャーム。
なんだか首輪みたいだ。
｢それ、可愛いよね。｣
『うん。お気に入り。』
｢あのさ、お気に入りもう一つ増やす気ない？｣
『…ん？どゆこと？？』
ベクはそのままリビングを出て、隣の部屋に入っていった。
出てきた時、ベクが手に持っていたものは…小さな紙袋。
｢はい。これ。｣
『…開けてもいいの？』
｢うん。…あー、気に入らなかったら捨てていいから…。｣
いやいや、捨てるわけないけど。
小さな紙袋を開けると、チリっと可愛らしい音がなった。
中から出てきたものは二つ。
ひとつはブレスレットだ。シンプルな細いタイプのチェーンブレスレット。
ブレスレットには鈴のチャームが付いていて、動かすとチリンッと可愛い音を立てた。
もうひとつは、大人なデザインのバレッタ。この前買った服に合いそうなおしゃれなデザインだ。
『可愛い。』
｢その…気に入った…？｣
『うん！凄く…！』
思わず興奮して伝えると、べクが四角い口で笑った。
｢よかったー！！気に入ってもらえなかったらどうしようかと思ったw
実はそれ昨日仕事帰りに買ってさ、本当は昨日のうちにわたしたかったんだけど。
Aがあんまり可愛いから、その衝撃で忘れちゃってた。｣
可愛くないよ。
言葉は思わず飲み込んでしまった。
突然のプレゼントが嬉しくて、顔がにやけてしまう。
『ありがと。ベク。』
｢いいえー。…A、それ貸して？付けてあげる。｣
『…うん。』
シュシュを緩く解かれ、手櫛で梳いていく。
バレッタのパチンっといい音が鳴り、手首では鈴がチリンチリンと音を立てた。
このブレスレットはきっと、私をあなたの元へとつなぎ止めて置くための首輪。
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風鈴(プロフ) - ＊うらら＊さん» コメントありがとうございます(´；ω；｀)！！ベクちゃんほんとに可愛いですよね！私もベクちゃん好きすぎてこの小説書き始めましたw応援もありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ！受験終わり次第また更新していきますのでゆっくり待っててください！ (2016年1月12日 20時) (
レス) id: 6a32d7eeaa (このIDを非表示/違反報告)
＊うらら＊ - ベク好きすぎてつらいです..はぃ.。 ぁっ.あと.受験頑張ってください.!! 受験勉強とか大変そうだなぁ..(°∀°;; 更新楽しみにしております..。 (2016年1月11日 19時) (レス) id: c7b87d605a (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - 塩むすびさん» コメントありがとうございます(*^_^*)！受験が落ち着いたらまたバリバリ更新させていただきますので待っててください！！（笑）応援ありがとうございます！頑張ります！^^ (2016年1月9日 8時) (レス) id: 6a32d7eeaa (このIDを非表示/違反報告)
塩むすび(プロフ) - 楽しみにして待ってます(*^^*) 受験頑張って下さい！ (2016年1月7日 14時) (レス) id: f77f656c0f (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - マナベクさん» コメントありがとうございます(´；ω；｀)！！気に入っていただけてほんとに嬉しいです…！これからも頑張って更新しますので、また閲覧してあげてください(´ｰ｀) (2015年12月15日 0時) (レス) id: 87d4e8f005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 風鈴 | 作成日時：2015年12月14日 23時
