43話 恐怖 ページ50
瑞希side
流れたのは…
『シャチョーサン。』
全員｢｢え？｣｣
『ここハワイじゃないね』
っ！あれは…！
ﾊﾞﾝｯ!
瑞希｢監督！オーストラリアは情報規制の国！これくらい分かっててやってるでしょ！｣
僕は監督に訴える。
趙金雲｢おほ…おほほ…流石緑水さん…｣
瑞希｢僕はこれで失礼するよ｣
この監督に呆れてその場を去る。そしてドアを閉め、隣の壁に体を預ける。
瑞希｢はぁ…はぁ…｣
震えが止まらない。過呼吸が止まない。
瑞希｢あれは…怨霊なの？｣
アニメじゃ気づかなかった…。なんなの…あの黒いの…。
瑞希｢ハッキリ見えたのに…分からない…｣
足が動かない…。汗も止まらない。
瑞希｢あれが…ここにいたら…｣
見たことないものに足が竦む…。
そう考えていると…
｢瑞希さん？｣
瑞希｢きゃぁぁぁ！｣
急に声かけられて思わず叫んでしまった。
｢えっと…大丈夫ですか？｣
瑞希｢ひ、光…くん…？｣
後ろを見てみるとそこには光くんがいた。
瑞希｢あ…ご、ごめんね…｣
思わずその場に座り込んでしまう。声も震えてしまう。しかもミーティングルームの前だからみんなの視線が痛い。
舞桜｢瑞希…何があったの？｣
瑞希｢な…なんでもない…｣
吉良｢なんでもねぇでそんなに汗かくか？｣
瑞希｢あ…あはは…｣
今までに感じたことの無い恐怖に笑顔が上手く作れない。
趙金雲｢もしかしたら、見えざるものが見えた…とか人ならざるものがいた…とかじゃありませんか？｣
瑞希｢っ！｣
図星をつかれて表情が強ばる。
瑞希｢な…なんでもない…ちょっと…昨日見た悪夢で…｣
そう言って何とか笑えば大半の人は納得してくれた……。
舞桜｢瑞希…本当に大丈夫なの…？｣
心配そうに舞桜が僕に聞く。
瑞希｢だ…大丈夫だから…｣
今も震えが止まらなくて笑顔が上手く作れない。
舞桜｢何があったの…？｣
瑞希｢………｣
この人は騙せない。かと言って言葉には表せない。
舞桜｢何か怖いものを見たの？｣
瑞希｢………｣
どうすればいいのか…頭が回らない。それほど怖い。
光｢あ、良かったら僕、瑞希さんを部屋まで連れていきますよ。この状況じゃ動けないと思いますので｣
円堂｢それじゃあ、頼んでもいいか？｣
光｢はい！立てますか？瑞希さん｣
僕を支えながら立たせてくれる。
瑞希｢…ありがとう…｣
未だに震えが止まらないまま僕の部屋へ向かう。光くんと共に。
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アインツバル - うわああ神様が合作してる...！！ いーなー私も誰かと合作した((黙れ 応援してます！！ (2019年4月7日 16時) (
レス) id: db0b681609 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜♪(プロフ) - 魔戒さん» 応援ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月28日 12時) (レス) id: dd598bec6b (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 魔戒さん» ありがとうございます！ (2019年3月28日 10時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
魔戒 - 更新頑張ってください応援してます！ (2019年3月28日 10時) (レス) id: b1d63bb0ce (このIDを非表示/違反報告)
咲夜♪(プロフ) - 梅咲サクラさん» ありがとうございます！もうしばらくお待ちください！明日には更新しますので！ (2019年3月19日 21時) (レス) id: dd598bec6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲夜♪＆スイジュ x他1人 | 作成日時：2019年3月3日 19時
