ゆかいな僕らのヒーロー事務所【ヒロアカ】 (ページ33)

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僕らの23日目ページ33

緑谷side

かっちゃんが敵に捕まって気づいたら助けるために走っていた

無個性なのに何やってるんだろう僕

でも、助けられる気がする

『────!!』

緑「!?」

僕らの周りが桜の花びらでいっぱいになった

何が起きたのかわかんなくなったけどかっちゃんを助けるためにずっと手を動かしてたらかっちゃんの周りだけヘドロがどんどん消えていった

消えたんじゃない

桜の花びらがヘドロを切って力を弱くしていたんだ

『君たちっ！危ないから私に捕まってっ！』

爆「あぁ!?てめぇ何指図してんだよクソが！」

こんな時でもかっちゃんはかっちゃんだなぁなんて事を考えてしまう僕はヒーローなんかなれないよな…

『はやく私に捕まって！」

緑「かっちゃん！手！伸ばして!!」

爆「デクてめぇ！ふざけんなﾀﾋね！」

この人がちゃんと助けてくれるなんて保証はないのにこの人を信じれる気がした

今はかっちゃんを助けることが大事だから助けれるんだったら何でも信じるかもしれない

『あぁ～っもう！行くよ!!』

グイッ

次の瞬間僕は謎の浮遊感に包まれていた

『ふぉぉぉっ!?みすったぁぁぁぁぁ!?』

緑「これってどうなってんの!?」

完璧に落ちてる
これは落ちてる
せめてかっちゃんだけでも助かってくれたらなぁ

爆「……(状況についていけてない」

かっちゃぁぁぁぁん!?

あのかっちゃんでさえこの状況についていけてないなんて！

でも瞬きをするかしないかのあいだに
僕達は地面に尻餅を付いていた

でも、あの人がいない

僕とかっちゃんの2人だけがマスコミの前で尻餅を付いている

あぁ、疲れてんのかな？

今日は早く寝よう

なんてことも出来ずにマスコミに囲まれた

あの女の子は知っているような知らないような…………

また会えたらお礼を言わなきゃな

なんて考えられるのも今のうちだったって事を僕は後で実感する