こちら妄想実現委員会！ (ページ3)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:1,476 hit

妄想その３ページ3

翌朝。

よーし、今日は桜哉のとこでも行くか。ヒマだし。

…あれ？あそこにいるのってもしかして…

『ベールキア！何やってんの？』
べ「A！？キミこそナニしてんのこんなとこでェ」
『ヒマだから桜哉んとこ行こうと思って』
べ「自分から吸血鬼の巣窟に向かう人間って…ホント変わってるよねェ」
『そうかな？ねえ今帰り？一緒に行こうよ』
べ「……もういいやァ。わかった」

べ「つばきゅーん、ただいまァー！ Aがついてきたァー」
『何その失礼な言い方！』
桜「A…お前なあ、ここどこだか分かってんのか？」
『東京ワールドツリ―ホテルの最上階』
桜「うん…じゃなくて！オレら吸血鬼なんだぞ！？もうちょっと危機感を持て！」
『えー？だって桜哉だもん怖くないよ。強いて言うと桜椿のラブラブさが怖い』

桜哉が大きなため息をつく。
桜哉はずっと否定してるけどさー、椿は絶対桜哉のことスキなんだよねー。

椿「騒がしいなあ、何？ってまた来たのA」
『やっほーつばきゅん！来ちゃった』
椿「君が来ると桜哉が二、三日荒れるからやめてほしいんだけど」
『え？それを納めるのが椿の役割じゃん、はいダッツ』
椿「……抹茶とバニラ？」
『もちろん！』
椿「………まったくしょうがないなあ、早めに帰ってよ？」
『ありがと☆』
べ・桜「「椿さあああああん(つばきゅーーーーーん)！？」」

よし、チョロい。
やっぱり途中でコンビニ寄って正解だったなあ。

『あ、ダッツは桜哉も食べてね』
桜「オレのもあんの？割と気がきくな」
椿「？でもこれスプーン一個しかないよ？」
『だからだよ！』
桜「…お前に優しさを期待したオレがバカだった。台所からスプーン取ってこよう」
『無駄だよ！ここのスプーンは今全て私が持っているんだから！』
桜「黙れこの犯罪者！！！吸血鬼よりお前の方がよっぽど怖いな！！」
『犯罪者とは失礼な。夜中に忍び込んだ私の苦労分かる！？』
椿「それが犯罪だよ！ていうかここの警備どうやってかいくぐったの！怖い！」
『…本気の腐女子をナメるなよ？』
桜・椿「「いいかげんにしろおおお！！」」

結局二人は食べるのをやめてしまった。つまんないの。
…ていうかさ。
いろいろ言いながらあの二人……ちゃっかり隣に座ってんですけど！！！
やばい萌え死ぬ。もう手が触れそうな距離だよ！！！！

やっぱり桜椿は正義だな。