ホシアイ

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サークルの勧誘をくぐりぬけて、
優斗くんと半年以上ぶりの再会のためにカフェテラスへ向かう。



SNSでちょくちょく連絡はとっていたものの、会うのは久しぶりだからわくわくする。




優斗「あっ、瑞稀くん！はしもっちゃん！」




太陽にキラキラと照らされた優斗くんが、大きく手を振っていた。



涼「優斗くーーん！」


瑞稀「久しぶり」


優斗「合格おめでとう。お前らなら絶対出来るって思ってたよ」


瑞稀「ありがとう」


涼「ありがとう！」




はいよ、と渡されたコーヒーを受け取って椅子に座る。




優斗「早速ふたりとも目立っちゃって〜」


瑞稀「え？」


優斗「あの地味な天文にイケメンふたり組が入ってきた！ってさ」




俺の時は騒がれなかったのに………って、ふてくされる。




優斗「あ。サークルとか入るの？」


涼「いや、そのつもりは無いかな」


瑞稀「うん。バイトもしたいし」


優斗「そう。まあ俺も入ってないから、入れ！とは言わないよ」


涼「ねえ、そうだ。履修とか全くわからないんだけど！優斗くん教えてよ」


優斗「あぁ、そっか。難しいよなあ、いいよ！今日、このあと空いてる？」


瑞稀「うん！」


優斗「じゃあ、………覚えてる？俺らが初めていったとこ。がりさんの………」


涼「うわあ、なつかしい。覚えてるよ」


優斗「じゃあ、そこで教えるよ」


瑞稀「ありがとう！」





やっぱり、優斗くんがいてよかった。

これからの大学生活、期待しかない。





………………Aは、ここにいるのかな。





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