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優斗くんに連れられてきたのは、駅からすこし離れたカフェ。


騒がしい街にあるとは思えないみたいに、静かで、落ち着いたお店だった。




からん、と来店を知らせるベルが鳴ると、奥から俺たちと同い年か、それより下か、というような男の子が出てきた。




「いらっしゃいませ………って優斗かよ」


優斗「優斗かよ、ってなんだよがりさん」




ガリサン、と呼ばれた男の子はちょっとダルそうに俺たちを奥の席へと案内した。




優斗「あ、俺、いつものやつね」


猪狩「常連ぶるなよ」


優斗「常連だろ?唯一の!」


猪狩「さくちゃんもいるし………そこのおふたりさんは?」


涼「あ、えっと………」




慌てて涼とメニューをみるけど、………ちょ、これ、何語だよ………!




優斗「ほらぁ、やっぱりこのメニューよくないって。だからお客さん来ないんだよ。俺と同じのでいいよね?」




とりあえずうん、とふたりで頷くと、文句しかいわないな!とガリサンがカウンターの奥へ消えていった。




優斗「あ、さっきのはがりさん。高1……だったかな?まあ、年も近いし仲良くしてやってよ」


涼「うん。あの大学に入れれば、の話だけど」


優斗「大丈夫だよ。俺で入れたんだもん」


猪狩「そうそう。優斗が入れたから、大丈夫」





がりさんがセットのアイスコーヒーを持ちながら大きく頷いた。





優斗「あのなあ、俺だってめちゃくちゃ勉強したんだよ………どうしても入りたかったから」


涼「そうなの?」


優斗「うん。瑞稀くんとはしもっちゃんも多分、今日あの時の俺と同じ事を思ったんじゃない?」





………その通りだ。
なんで?とか深く聞かれたら答えられないけど、凄く惹かれるものがこの大学にはあった。





優斗「待ってるよ。大学で」





優しく微笑んだ優斗くんをみて、
絶対に入ってやる、と心に強く誓った。







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神ちゃん愛ing - 初コメ失礼します。涼君と瑞稀君の一途さがめっちゃ切ないし、キュンキュンします!!更新楽しみにして待ってます!! (2018年10月22日 23時) (レス) id: bdc8cbeed4 (このIDを非表示/違反報告)
J7BR(プロフ) - めっちゃキュンキュンするし、切ないし、続きが読みたくなります!!更新頑張ってください(*^^*) (2018年10月20日 13時) (レス) id: 0f3307a83f (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - ポップコーンさん» コメントありがとうございます。たったいまポップコーンさんの作品を読んでいたのでコメント来ててびっくりしちゃいました( ; ; )!嬉しいです!更新がんばります。ありがとうございます! (2018年10月11日 20時) (レス) id: a83f71fbfd (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 涼くんの真っ直ぐさも大好きなのですが、瑞稀くんの切なさが…ぐさぐさきます…龍斗くんの闇堕ち感ハマっちゃいます!!!!更新楽しみにしています! (2018年10月11日 8時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:saku | 作成日時:2018年10月3日 0時

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